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サラリーマン・ワーキングウーマンの水分補給の主体は嗜好飲料
水分補給はできているけれど、糖分の多い清涼飲料水を飲んでいるケースが多いのかも。 画像提供EyesPic |
<飲みもの実態>
1日の平均摂取量の実態は1486ml。成人の必要量の目安とほぼ同量で合格点といえそうですが、その飲んでいるものは、というと、ちょっと問題が……。
コーヒーや清涼飲料水など嗜好品が35%
アルコールが17%
で、半数を超えています。
<肥満対策の盲点>
現代サラリーマン・ワーキングウーマン最大の健康課題は「肥満」で、68%が「私は太っている」と自覚しています。
肥満対策として取り組むことのトップは
「食事に気をつける」76%、
続いて「運動する」65%。
「飲みものに気をつける」は46%とやや関心が低めです。
肥満の人ほど高カロリーの飲料を摂取
肥満度が高い人(BMI値25以上)ほど、カロリーの高いのみものをとりがちで、平日では痩せ型・標準型と比べ、約1.3倍になります。肥満者がよく飲む飲料は
「缶コーヒー」(46%)、
「アルコール飲料」(40%)、
「炭酸飲料」(30%)など
アメリカの大学でも同様の調査が行われ、カロリー摂取過多は、ジュースなど飲み物から得られるカロリーが大きな部分を占め、液体のカロリーにもっと関心をもつべきとの指摘がありました。
何を飲むかを意識するのが課題
食べ物でも、よく噛んでゆっくり食べるよりもあまり噛まずに早く食べる方がついつい食べ過ぎて肥満になりがちなのと同様に、すすっと飲んでしまう飲料は、満腹感を感じる前にたくさん摂取しがちになりますから、油断できません。少し前に「ペットボトル症候群」が問題になったように、清涼飲料水などは想像以上に糖分が多く含まれています。また近年人気のスポーツドリンクなどにも糖分が含まれています。
もちろん激しいスポーツをした後は汗とともにビタミンやミネラルが失われ、また消耗したエネルギーをすばやく補給するために糖分が必要ですが、きちんと含有量をチェックしなければ、自分が思っているよりもカロリーを取ってしまっているかもしれません。肥満の予防・改善を意識している人、がんばっているのに効果があがらないという人は、「何を飲むのか」、もう少し考えて選んでみてはいかがでしょうか。
私は、もちろんコーヒーや紅茶も好きですが、基本の水分補給は、カフェインの少ない野草茶です。水分を補給するためにどんなことに気をつけたらよいのかは、こちらの記事をご参考に。
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