口と歯のチェックポイント
- 口臭がないか
本来、口の中は無臭に近いが、口内衛生の度合いや食・生活習慣、健康状態などにより口臭が出てくることがある。口臭が強い場合には、歯石、歯周病、胃腸の障害、ストレスなどが考えられる。
- 歯が汚れていないか
本来は真っ白に近い歯。汚れている場合は、歯垢・歯石が付着していると思われるので、歯垢・歯石の除去と共に、歯磨きの習慣づけを。
- 歯がぐらついたり、折れたりしていないか
歯の生え変わり時期のぐらつきなら大丈夫だが、歯周病などが原因のぐらつきである場合は治療が必要。犬の歯は強いというイメージがあるものの、実は上顎の第4前臼歯(上顎の一番奥の歯から数えて3番目の大きい歯)は歯垢・歯石もつきやすく、硬い物を齧った時にポキッと折れてしまうことがわりとあるので注意を。余談ながら、チャイニーズ・クレステッド・ドッグのように遺伝的に歯のトラブルが多い犬種も存在する。
- ヨダレが多すぎないか
セント・バーナードのようにヨダレが多い犬種もいるが、あまりに多いと思う時は、歯周病や歯のぐらつき、場合によっては顎関節の脱臼なども考えられる。
- 出血がないか
出血が見られる時には、歯周病や歯のぐらつき、異物、腫瘍などの可能性も。
- 唇の周囲が赤くなったり、腫れたりしていないか
異常がある場合には、アレルギーや歯周病、腫瘍なども考えられる。
- 口がちゃんと閉まっているか
口が開いたままであると、歯周病や怪我、腫瘍、異物による影響、顎関節の脱臼などが原因になっていることも。
鼻のチェックポイント
- 鼻が適度に濡れているか
眠っている時には乾いている鼻も、起きている時には適度に濡れているのが普通の状態。鼻がずっと乾いている時には熱があるなど、体調がどこかおかしいと判断できるバロメーター。
- 鼻水が出ていないか
普通なら、サラッとした水のような鼻水が少し出ることはあるものの、あまりに多い、または鼻水が膿状であった場合は伝染性の病気や口腔内の病気の可能性も。