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ドッグフードの種類と選び方(4ページ目)

ドッグフードはさまざまな種類があり、選ぶのに迷ってしまうほどです。どんな種類があり、どう選んだらいいのでしょうか。ドッグフードの基本についてのお話です。

大塚 良重

執筆者:大塚 良重

犬ガイド


ペットフードの安全性

近年、ペットフードの安全性について取り沙汰されるようになりました。フードの中に体に有害な物質が含まれていたものがあり、本来健全な体を作るべきはずのフードが逆に犬達を病気にしてしまったり、果ては命を奪ってしまうことがあったからです。

ペットを愛する人達の声は世を動かし、2009年に「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」が施行されましたが、一部にはまだ安全性という点において首を傾げてしまうようなフードが存在するのも事実です。愛犬の健康のためです、可能な限りは安全性について確認するようにしましょう。

ドライフードを例に挙げれば、封を開けた瞬間から空気や光などによって少しずつフードの酸化が始まります。そのため、ドッグフードにも酸化防止剤や保存料などが使われることがよくあります。

犬は脂肪に対して嗜好性が高いことからフードには脂肪がやや多めに含まれていますが、油脂を構成する不飽和脂肪酸は酸化しやすく、体内に取り入れられた後も酸化は止まりません。酸化で生じる過酸化物は細胞膜にダメージを与え、老化の促進・癌・免疫力の低下・心臓病など様々な形で影響を与えます。そこで、酸化に対抗する作用を持つビタミンEやCなどが酸化防止剤として添加されています。その他、微生物の増殖による腐敗を防ぐための保存料など食品添加物にはいくつか種類がありますが、特に合成添加物に含まれる「BHA」「BHT」「エトキシキン」「プロピレングリコール」「亜硝酸ナトリウム」などは発癌性やアレルギー、内臓の機能障害などが報告されていますので、こうした合成添加物が入っていないかも確認しましょう。

最近では、自然派の酸化防止剤として「ミックストコフェロール」(ビタミンE)や「クエン酸」などが使われるようにもなっています。保存料無添加をうたうフードも出てきていますが、長期の保存には向かないようです。封を開けたらなるべく早めに使いきるようにしたいものです。


絶対にこれがいい!というフードはないと思います。少しずつ試していく中で、愛犬にぴったりのものをお選びください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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