離婚/離婚を決意する前に

離婚の悩みを解消する3つのヒント(2ページ目)

夫婦の危機に直面したことのある人なら、誰でも一度は考える「離婚」。でも実は、離婚を決意する前にしておくべき大切なことがあります。さて、それはいったいどんなこと……?

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド


自分の気持ちを整理するための3つのポイントとは?

離婚をしたいのか、それともしたくないのか、自分の気持ちを整理するためのポイントは3つ。それぞれの質問について思ったことをすべて書き出してみましょう。思った以上にハッキリと心の本音が浮かび上がってきますよ!

1.結婚する前を振り返ってみる
「なぜ結婚したのか?」「相手のどこが好きだったのか?」―この質問では、ふたりの関係が盛り上がっていたときのことを思い出すことが狙い。もし、昔のことを懐かしい気持ちで思い出せるようなら、修復の見込みがあります。

2.相手のことを見直してみる
「相手の長所は、どんなところ?」「相手の短所は、どんなところ?」―この質問では、長所と短所の数がどのくらいあるのかを書き出すことが狙い。もし、両方の数が同じくらい、または長所の数が多ければ、修復の見込みがあります。

3.別れたい理由、別れたくない理由を考える
この質問のうち、「別れたい理由」については、「感情的になってしまってしかたがない」というように、怒りがこみあげてくるくらい相手のことを意識しているなら、まだまだ愛情が残っている証拠。「別れたくない理由」でわかるのは、自分が執着しているものについて。執着からはよい結果が得られないことを知り、本当に大切な家族のあり方を見直すことで修復が見込めます。

いずれにしても、過去2万件の実例から言えることは、まずは自分の気持ちに素直になってみること。そして、あきらめなければ修復の可能性は高いのです!

それでも離婚を迷っているあなたへのアドバイス

ノートに書く
誰にも言えない自分の気持ちをノートに書いてみることで結論が見えてくることもあります
自分の気持ちを整理して、ほかにもさまざまな角度から考え抜いた挙げ句、まだ「どうしよう……」と離婚を迷っている人に、離婚カウンセラーならプロとして、どんなアドバイスをするか? それは、「相手に対して、まだ“情”が残っているかどうか考えてみて」ということです。

「ちょっとかわいそう……」「私も悪かったのかも」などと、ほんの少しでも相手に“情”が残っているならば、離婚は思いとどまって正解。少しでも迷っているうちは、離婚はやめたほうがいいのです。

そして、自分自身の頭と心で修復を決断した後は、もう迷ってはいけません! 今の苦しくて不安な状況を変えるために、できるかぎりのことを少しずつでも全力でやる勢いで前に進んでいきましょう。

そんな前向きで、素直になったあなたを応援しています!

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