/猫のしつけ・ケア

迷子猫、脱走猫の探し方と防ぎ方(4ページ目)

どんなに注意していても絶対に逃げられない、ということはありません。もし猫が逃げてしまったら、迷子になった猫をどうやって探し、また見つかったときはどのように捕まえればよいでしょう。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

 

猫を探す場所

室内飼いの猫の場合
室内飼いの猫であれば、探し始めるのは自宅まわりの物陰や狭い隙間を重点的に見回っていきます。自分が猫だったらどこに隠れるだろう?と地面近くまで目線を下げて猫の気持ちになって、猫が隠れそうな場所を探します。外に出たことがない猫は動き回るのも不安なはずです。逃げたと思われる場所を中心に徐々に外側に範囲を広げながら、猫の名前を優しく呼びながら、または猫缶の音をさせながら探してください。1回探して見つからなかった場所も、もしかして猫が移動している場合もあるので何度も探してください。臆病な猫だったら1週間程度飲まず食わずで、最初に飛び込んだ場所でじっとしていることもあります。名前を呼んだり猫缶を叩いたらしばらくその場でじっと耳を澄ませましょう。どんな小さな物音も聞き逃さないように。

完全室内飼いの猫は、下記の範囲にいることが多いのでこの半径を中心に探していきましょう。
  • 不妊手術済みのメス:半径50メートルくらいを中心に
  • 去勢手術済みのオス:半径100メートルくらいを中心に
  • 手術をしていないオス/メス:半径2~300メートルくらいを中心に
■外出自由の猫の場合
飼い主が猫のテリトリーを把握していなければ、外出自由の猫の場合は探しようがありません。いつもの時間に戻ってこない、そして数日間続くと一番に考えられるのは事故です。猫は非常に交通事故に遭いやすい動物で、車が近づいても逃げなかったり、近づく瞬間に車の前に飛び出してしまう猫が多いです。もし数日間帰って来なければ、役所や清掃局に問い合わせてみましょう。

外出自由の猫を探す範囲は下記を中心に広げていきます。
  • 手術済みオス/メス:半径2~300メートルを中心に
  • 手術をしていないオス:半径500メートルを中心に
  • 手術をしていないメス:300メートルを中心に

 

  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
  • 7
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます