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猫の爪とぎのしつけ方(3ページ目)

爪とぎは猫の習性のひとつで、爪を尖らせるためと縄張りのニオイ付けの目的などで行います。猫が仲間入りしたらその日から爪とぎの場所を教え、そこで爪をとぐようにしつけましょう。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

爪とぎを置く場所

色々なタイプの爪とぎがあります
色々なタイプの爪とぎがあります
寝起きに伸びをしながら爪をといだり、食後リラックスした気分の時、遊ぶ前に爪とぎをする猫が多いので、猫の生活エリアの中で一番猫が爪とぎをしたくなる場所に爪とぎをセッティングしましょう。爪とぎは猫に使わせるというより、猫が使いたくなる場所を選んで置く方が効果的です。

爪とぎ被害防止グッズ

猫の爪につける爪カバーが販売されています。カラフルな色合いの爪カバーを付けている猫はなかなか可愛らしいですが、爪切りでも嫌がる猫が多いですよね。購入する前に同居猫が爪カバーを素直に装着させてくれるタイプかどうか考えてからの方が良いでしょう。

絶対にしてはいけないこと! 爪切除手術

爪がなければ爪をといでも被害がなくなるからといっても、爪切除や深趾屈筋腱の切除の手術だけは行わないでください。爪を抜く手術は、かなりの苦痛を伴うそうです。両手両足の爪を全部抜かれてしまった猫はしばらく歩くことはおろか立つこともできません。猫は自分の意志で自在に爪を出したり引っ込めたりします。猫が爪を出すときには、それなりの意味があるのです。その爪を飼い主の都合だけで抜いてしまったら……猫の強い本能的な衝動を満足させられない精神的ストレスや、ショックを起こすリスクが大きい気がします。

どんなしつけでも、愛猫の性格や毎日の生活習慣をよく観察し、その猫が自分からしたくなるようにしつけることが一番効果的です。爪とぎは猫の習性のひとつなので、決してやめさせることはできません。猫は家を壊したり、あなたを不愉快にさせるために爪とぎをしているのではない、とご理解ください。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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