うち猫を上手に撮る方法
- 誰でも簡単に写せるのは猫の寝姿。最初は寝ている猫をモデルにしてはいかがでしょう。丸くなって寝る、へそ天で寝る、体をねじ曲げて寝るなど寝姿だけでも、その時の気温や猫の気分でずいぶん違います。色々な寝姿バリエーションが撮れるでしょうし、また思いっきり近づいて顔のアップや顎だけを写してもおもしろい写真になるでしょう。
- 眠くなってきた時や、寝起きで少し寝ぼけている時。ほげぇとしたユーモラスな表情やあくびシーンが撮れますよ。
- 光が差し込む窓辺があれば、グルーミングシーンも狙いたいですね。光が強すぎたり、陰と光の部分がはっきり出るとコントラストの調整が難しくまりますので、露出補正などで調整して確認しながら写してみましょう。
- 猫じゃらしなどのおもちゃで、猫の気を引いて猫のよい表情を引き出して写してみましょう。ひとりで撮影するときは片手でおもちゃを持ちながらもう一方でシャッターを切るのですが、カメラと被写体ブレが出ないように、シャッタースピードが速くできる明るい場所で撮りたいです。
猫は興奮したり、興味を持ったものを注目するときは瞳孔が少しふくらみます。おもちゃで猫の注意を上手に引いて、よい表情を撮りたいですね。片手で写真を撮るのが難しいときはカメラのてっぺんに猫じゃらしをくっつけます。カメラを動かすと微妙に揺れる猫じゃらしに猫が注目してくれたら、ばっちりカメラ目線の写真が写せますよ。
- 箱があると喜んで入り込んだり、新しいものがあると興味津々で近づく猫が多いので、猫が興味を示しそうな小道具を用意すると、猫がハッスルしておもしろい写真が撮れます。たとえば、ティッシュペーパーの空き箱に広告紙を丸めたボールを入れてカラカラ音をさせるだけでも、猫は箱に手、足、頭を突っ込んで紙ボールを引っ張り出そうとします。猫が夢中になって遊ぶ姿を狙ってみてはいかがでしょう。
街猫を上手に撮る方法
何時頃どこにどんな猫がいるか、わかっていればその時間帯にそこに行けば猫の写真が撮れますが、いつも猫を探しながら注意して歩いていないと、猫との遭遇はなかなか難しいです。猫に多く遭遇できるのは天気の良い早朝~午前中で、午後からはどこかに隠れて寝ていることが多く、動き出すのは夕方から夜になってからが多いです。猫を見つけたら、すべての動作を止めて猫を観察します。もし猫があまり警戒しないようだったら、カメラを構えながらゆっくり近づきます。リラックスしているようでも猫はいつでも逃げられる準備を始めているはずなので、あまり近づきすぎず、もし猫が体を低くするなど逃げる体勢を見せたらその場にしゃがみ自分の体を小さくします。しゃがんでいる姿勢を利用して、猫の目線でローアングルで猫を写してみましょう。
写真の楽しみ方
写真の楽しみは撮って終わりではなく、その写真を他の人に見てもらうことでもっと広がります。自宅でプリントアウトができなくてもネット上からデータを送ると紙焼きした写真を送ってくれる色々なサービスがありますので、プリンターがない方はぜひご利用ください。無料で簡単に利用できるブログやフォトサービスで、自分が写した写真をどんどん公開しましょう。写真の上達は、自分で撮って楽しむだけではなく、人に見てもらうことにもあります。わたしは猫の写真を写すとき、猫と会話をしながら撮影します。写真に写るのは、見えている中のほんの一部分だけです。その四角形の中に何を写し撮れるでしょう。写真でよく言われるのは、写真は引き算だという言葉。あれもこれも欲張って1枚の写真の中に入れる必要はありません。ステキな猫写真を撮れる一番のエッセンスは飼い主さんの愛情ではないかと思います。
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