寒い季節は、キッチンでお鍋がことこといっているだけで、ほんわりと心が温まります。
冬はとにかく毎日コンロの上に登場。スープを作ったり、煮物にしたり、
ごはんを炊くのも鍋がおいしい。いつも目に付くものだから、鍋は機能的であると同時に、見た目もスタイリシュで
なくてはならないのです。料理をする人に人気のお鍋
「ル・クルーゼ」については、以前
記事に書きましたが、今回は、そのル・クルーゼのライバル(!?)ともいえる「ストウブ(staub)」のお鍋を
ご紹介。実際に使ってみてのリアルなレポートです。
艶やか大人色のお鍋
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今回ご紹介するものは、ストウブ社の中でも「ジョエル・ロブション・セレクション」
というシリーズのもの。ストウブ社は1899年にフランス・アルザスで創業。
現在はフランスはおろか世界中で愛されているお鍋ですが、
この鍋は、「20世紀最高の料理人」と称されるジョエル・ロブションとのコラボレートによる、
特別仕様なんだそうです。ひょんなことでこのお鍋を手に入れることに
なった私。まだまだ鍋に似合うような腕もキッチンもなく、申し訳ないほどなんですが、
さすがにこの鍋がどんと鎮座しているだけで、すごい風格があります。
ル・クルーゼが元気なビタミンカラーとすれば、
ストウブはどこか大人びた艶やか色、という感じでしょうか。
私が持っているのは黒なのでなおさらですが、
赤、青、黄など、他の色もル・クルーゼに比べてワントーン
落ち着いた雰囲気があります。
そしてやっぱり重いです。うちにあるのは両方直径20cmのラウンドタイプですが、
ルクルーゼが約2.8kgに対し、ストウブは約3.5kgと
さらに重い。体力のいるお鍋であることは確かです。
3重のホーロー仕上げ
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この突起がおいしさの秘密だとか
ストウブ鍋の特長はフタの裏にあります。ツブツブした小さな突起がついていて、
これがお鍋の中の素材から立ち上った蒸気を水滴に戻し、それが再び素材に
降りかかるため、旨味を閉じ込めて逃すことなく、料理をおいしく仕上げるんだとか。
こんなちょっとしたことが味を左右させるんですねえ。
さらにこのロブション・セレクションは、従来のストウブ鍋の内側がザラザラとした
表面であるのに対して、3重のホーロー仕上げ。厚みのあるホーローで内側までツルツルにコーティング
されているので焦げ付きにくく、お手入れも簡単なんだそうです。
また内側の色が黒なので、多少使い込んでも汚れが目立ちません。
ちなみにこの鍋は直火はもちろん、電磁調理器やIHにも対応しています。
一人暮らしの独身男性でも、ハイテク住宅に住む家族でもすぐに使える鍋ですね。
次ページでは実際に料理を作ってみました。