雑貨/キッチン雑貨・テーブルウェア

4th-market 洗練とぬくもりの器(2ページ目)

三重県四日市市の代表的地場産業である耐熱陶器。4つのメーカーが集まって、新たなブランドを作りました。すっきりとスタイリッシュなフォルムでありながら、どこか温かな人の気配を感じさせる器です。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド



器から漂う世界観を表現

 
4th-marketが器をプロデュースする上で、一番大切にしているのは「質感」。
「器自体のデザインはもちろん、カタログなど紙の質感や、HPにおいても画像の質感というものを意識して、 かなりこだわって作っています。 本当なら手に取って見てもらいたいけれど、 紙やweb媒体などでは、なるべくそこに近づけるよう、器が醸し出す世界観を表現したいと思っています。 量産品といっても、全体のクオリティを保つためのささやかなひと手間を惜しまないように。 だから現場の作業はそれだけ負担もかかりますが、できるだけうまく仕事が流れるよう、常に試行錯誤を続けています」。

商品
スタイリッシュなフォルムは、そのままテーブルに出しても美しい。


上左の土鍋は、本来の手作りの土鍋のような貫入は入らず、壊れにくい素材を使用しながらも、 伊賀焼きの自然な光沢感を取り入れ、味わいのある色艶を出しています。 右はMNCKA(ミスカ)というシリーズのオーブンウェア。 磁器の硬質さと陶器の柔らかさの両方を併せ持つ、半磁器というジャンルの陶磁器です。 もちろんオーブンや電子レンジ使用可能。丈夫で用途が幅広く、 手作りっぽい素朴な質感にも魅力があります。

商品
使い勝手もいいのです。


左はデイリーに使えそうなテーブルウェア。 どんな料理も受け止めてくれそうな大らかさがあります。 一人暮らしや新生活を始めた人にもいいのではないでしょうか。 右はスタッキングもできる器。こちらもオーブンウェアなので、 直火、オーブン、電子レンジがOKです。 フタの部分は写真のように受け皿にしたり、お皿として別に使用したり、 工夫次第で何通りにも使える器です。これはかなり便利!

ディスプレイ
かつて行われた展示会の様子。料理が映えます。


例えばパンを焼くように、釉薬のかかり方や焼きムラが不均一であることが、陶器本来の良さ。 量産品でありながら、ひとつひとつ微妙な違いがあるのが、4th-marketの器です。 それが一層愛着を増し、毎日の暮らしの中で、長く大事に使っていきたいという思いを深めてくれるのです。


■問い合わせ先
4th-market
三重県四日市市安島一丁目3番18号 3FBI-7
tel 059-354-5563
※事務所のため、店舗はありません
http://www.4th-market.com/
※HPはオンラインショップ有り




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