歴史あるお屋敷街は山、台などの地名のつく高台に立地
目黒区青葉台。渋谷から、池尻大橋から、代官山から、いずれの駅からも歩くと10分以上の場所も多い |
たとえば、山の手の台地、神田川や目黒川の小高い台地に広がるいくつかの山の付く地名。御殿山(品川区北品川4丁目、5丁目あたり)、島津山(品川区東五反田3丁目あたり)、池田山(品川区東五反田5丁目あたり)、代官山(渋谷区)、西郷山(目黒区青葉台1丁目、2丁目あたり)がその代表的な場所。都心以外でも杉並区久我山、同浜田山などいくつもありますね。
台という地名では目黒区青葉台や渋谷区南平台などがその例です。こうした地名のうち、土地の形状を現しているものは、日本全国に見られます。例えば、御殿山は武蔵野市の井の頭公園周辺も同じ地名があり、こちらも中央線沿線では著名なお屋敷街です。
環境は抜群、でも鉄道利用には多少不便も
こうした住宅街の多くは駅などの公共交通と結びついて発生したわけではないので、現在の利便性という観点からすると、必ずしも便利と言い難い場合もあります。駅からは多少歩くような場所もあります。旧山手通り沿いの西郷山公園に立つと、この周辺が高台であることがよく分かる。眺望はいいが、上り下りは大変 |
また、高台だけに行くにも帰るにも坂があります。時には非常に険しい坂があることもあり、通勤・通学や買い物はちょっと大変かもしれません。