空き巣はスーツ姿で
昼間やってきて素早く立ち去る
いまやどこの街でも犯罪に注意を喚起する表示が目につ。 |
では、どんな場所が狙われるのでしょう。そのためには、まず犯行を知っておく必要があります。私たちはなんとなく、「夜中に黒装束」と古典的な泥棒をイメージしますが、これは大きな間違い。今どきの空き巣はごく普通のスーツや作業服姿で日のあるうちにやってきて、侵入作業5分、侵入後3分、長くても10分ほどで素早く立ち去ります。犯行の中心となる時間帯は12時から4時くらいまで。ドライバーやレンチなど小さな道具しか持っておらず、盗むのも現金や商品券、貴金属などバッグに隠せるものが中心なので、すれ違っても犯罪者とは気づかないのが実情です。
狙われる街は
山手線外側の便利な住宅街
駅に近く、入居者が互いを知らない地域が狙われる。 |
街の特徴としてはコンビニの多い場所という言い方もできます。というのは、単身者や共働きなど夜の遅い世帯が多いことが想定され、昼間が狙われるのです。逆に一戸建ての多い地域は昼間在宅している人が比較的多いこと、ご近所付き合いがあり、不審者に厳しい目が向けられがちなことから避けられるようです。