まずは街情報を入手、
学校や地域の取り組みを事前調査
我が子のためには少しでも安全な街を選びたい。そのためには情報収集などの手間が必要だ。 |
自治体によっての情報量の違いはそのまま、その施策への力の入れ具合と判断できる。 |
■自治体のホームページで
独自に安全・安心条例や危機管理部門を作っている場合があるので、そこで、具体的にどのような施策が行われているのかがチェックできます。地 元の防犯ボランティア団体、活動ぶりなども調べられます。
また、学童クラブ(主に小学校低学年を対象に放課後子どもを預かって遊 びや生活の場を提供してくれるもの)についても調べられます。
■教育委員会のホームページで
学校の安全対策についての記載がある場合も。学区域については問い合わせが必要な場合も多いようです。各学校のホームページへのリンクもあります。学童クラブについてはこちらに情報がある場合もあります。
■地元警察のホームページで
犯罪の発生状況が地区別に見られます。子ども対策までは行かずとも、どこにどのような犯罪が多いのかは分かります。
■地域を紹介するホームページで
ニュースや掲示板などで地元で起きた事件、犯罪などが書かれていることが多いので、一度は目を通しておきましょう。
いくつかの自治体を安全、防犯ブザーなど同じキーワードで検索してみると、その自治体が子どもの安全対策にどの程度力を入れているのかが分かります。どこに住むかで悩んでいるなら、そうした比較をしてみるのも手です。
下見で街全体をチェック
だらしない街は極力避けよう
「だらしない街」と聞くと抽象的なようだが、実際に歩いてみると分かる点が多いはず。 |
■落書きが多い
駅の高架下、幹線道路沿いの塀や公園のトイレなどに落書きが多く、しかも消されないままに残っている。
■ゴミが放置されている
ゴミが放置されている地域では放火の危険性も高くなる。 |
収集日ではないのに、ゴミが出されていたり、連絡なく出された粗大ゴミが未収集で山になってような地域は避けたいもの。公園のゴミ箱に家庭用ゴミが出され、山積みになっているような場所も×です。
■路上駐車が目立つ
路上駐車以外では、駅周辺以外で自転車、バイクなどが道を塞いでいる、放置されているような場所も避けたいところ。廃車が捨てられている場所などは論外です。
また、下見で知らない街を訪れたら、町内会や区の掲示板などをチェック、地元での犯罪発生状況やそれに対しての地元の取り組みなどを調べてみましょう。
もうひとつ、注意したいのは、犯罪に注意を呼びかける掲示。注意を呼びかけるだけのものであれば、問題ありませんが、「犯罪が頻発しているので注意を」などと具体的に発生を示唆している場合には近くの警察で発生状況を聞いてみるなど、状況を調べてみる必要があります。