ここ数年で、急速に人気を集めてきた街、新浦安。都心に近く、しかも、広い住まいが手に入るこの街の魅力を見ていきましょう。
広い道路に南国風の街路樹、
整然とした街並みが新浦安のシンボル
新浦安周辺の様子は?
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新浦安駅は首都高速湾岸線浦安出入り口からも近い。開発は駅周辺から順に行われてきている |
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マリーナイースト地区から新浦安駅を望む。まっすぐで広く、走りやすい道路も特徴のひとつ |
東京駅から海を眺めながら、京葉線快速で16分。新浦安は昭和47年から始まった千葉県の埋立事業で作られてきた土地に、URが複合機能都市をめざして開発を進めてきた街です。新浦安駅周辺の美浜、入船地域では昭和50年代から、それより、多少遠い明海(あけみ)、日の出といった地域では京葉線が開通した1988年から分譲、賃貸それぞれが開発されてきました。
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公園や緑地帯なども計画的に作られ、街を美しく見せている |
計画的に住宅地として作られてきた街だけに、道路、歩道は広く取られ、公園も多く、住宅地と商業地域の混在がないなど、住むための環境整備には他の街にない配慮があります。特に街のイメージを印象的にしているのは歩道に植えられた南国風の街路樹。広い空と街路樹の緑に合わせて、マンションの外壁も明るい色合いが多く、見ているとどこかリゾート風。海の近い立地を意識、見た目から独特の雰囲気の街を作ろうとしてきた努力が伺えます。
大型店が中心の商業施設
マンション内にレストランも誕生
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駅前にはスーパー、飲食店、フィットネスクラブなど多様な施設が集まっている |
この街の商業施設は大型店が中心。駅高架下のアトレ新浦安、駅正面のダイエーを始め、モナ新浦安、イトーヨーカ堂などなど。何でも揃う便利さはありますが、お店の人とやりとりしながらの買い物が好きな人には物足りないかもしれません。ただ、浦安駅周辺には昔ながらの商店街がありますから、そんな人はちょっと足を伸ばせば、新旧の味わいが楽しめるというものです。
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道路に面したマンション1階などにしゃれた店が増加中 |
飲食店に関しても同じことがいえます。大型店内にはファーストフードからファミレスまで、あれこれ揃ってはいますが、チェーン店が中心。それでも最近はマンション内に隠れ家風のレストランやしゃれたケーキ屋さんができるなど、食いしん坊にはウレシイ変化がおき始めているようです。また、地元でよく利用されているのが駅前の新浦安オリエンタルホテルや浦安ブライトンホテルなどのホテル群。特に新浦安オリエンタルホテルの和洋中が揃うランチバイキングは地元の主婦の集まりの定番とか。喫茶店代わりにホテルを利用というのも、この街らしい感じですね。
医療や子育て面には
急成長中の街ならではの問題も
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浦安市は駅内にサービスセンターを設けたり、お知らせコーナーを作るなどサービス向上に力をいれている |
成長が急激なだけに、行政やその他のサービスが追いつかない部分もあります。例えば、救急受け入れが可能な総合病院は市川寄りの浦安市川市民病院だけですし、新浦安周辺での総合病院は順天堂付属順天堂浦安病院、浦安中央病院の2つ。
保育園への待機児童数は県内でも千葉市、市川市に次いでワースト3に入っており、100人以上。人口が増えている新浦安駅周辺とその他地域では小学校の数と学童数のアンバランスが生じ、2004年からは通学する学校をある程度選択できる小規模学校選択制度が導入されています。
もちろん、行政が手をこまねいているわけではなく、現在行われている駅前整備の一環として4月には150人規模の認可保育園ができますし、小中学校の新設も予定されています。実際、ここ2年ほどで待機児童数は半減するなど、変化は目覚しいもの。これからもっと住みやすくなることを期待したいところです。
では、気になる住宅の広さや相場はどうなっているか、次ページで見ていきましょう。