副都心線、第2東京タワーが起爆剤?!
東武沿線に大変貌も
|
沿線には物価が安いことで知られる商店街などもあり、住みやすい東武東上線沿線 |
最後に沿線単位で期待したいのは東武線。要因は2つ。ひとつは副都心線開通、東急東横線との乗り入れによって横浜方面、都心、そして東京都西部・埼玉方面が結ばれること。東武東上線から池袋での乗り換え無しで渋谷、横浜へと行けるようになれば、便利さアップに加え、イメージアップも必至。これまで渋谷勤務者にとって視野に入っていなかった東武東上線沿線が選択肢のひとつになることもありえるかもしれません。
|
押上の隣、再開発で賑わう錦糸町を亀戸天神から望む。この周辺は下町っぽさの残る商店街、区画の小さな住宅地が続く |
もうひとつは、押上に建設予定の第2東京タワー。建設主体となる新東京タワー株式会社は東武鉄道が全額出資したもの。土地そのものも東武鉄道の所有していた場所です。タワー周辺の開発計画に限定すれば、そこには住宅の計画はありませんが、周辺ではいずれ動きが出てくるはず。また、このタワーによって東武鉄道に注目が集まり、投資が集まれば高架化が促進され、開かずの踏切が解消するなど沿線が住みやすくなることも。ここにも大きなイメージアップ、住みやすさアップの期待がかかります。
また、第2東京タワーのもうひとつの最寄り駅押上への認知度が高まれば、あわせて京成線や都営浅草線、そして両路線と乗り入れている北総鉄道などももっと知られるようになるはず。となれば、前出の成田高速鉄道アクセス線の効果とあわせて、千葉ニュータウンも10年後には大変貌を遂げているかもしれません。
|
10年後、私たちの暮らしが明るいものであることを祈りたい |
未来はこうあって欲しいと思うことで、実現していくものだと思います。10年後、どんな場所で、どんな暮らしをしていたいか、皆さんも考えてみてください。