住みたい街 首都圏/住みたい街ランキング

花火が見える&住みやすさでお勧め5タウン(2ページ目)

日本の夏といえば花火。ただ、一晩だけのために住まい選びというのも贅沢すぎるので、ここでは花火が見える、見えそうでかつ住みやすい街をピックアップ。夏を楽しめる住まいを選んでみました。

中川 寛子

執筆者:中川 寛子

住みやすい街選び(首都圏)ガイド

柏&我孫子
手賀沼上3箇所に上がる豪華絢爛手賀沼花火大会に
始発、終着多数の座れる立地も見逃せない

手賀沼
手賀沼の向こうに見えているのが我孫子市内。沼の周囲にはサイクリングコースも整備され、気持ちの良い休日スポットとなっている
川、海、公園などでの花火大会は数あれど、首都圏では沼での大会は希少。その珍しさに加え、千葉では市川市の大会に次ぐ規模があり、3箇所で開催されるため、周辺の広いエリアで楽しめるというのが手賀沼花火大会。我孫子市、柏市それぞれから眺められ、高く上がる花火はもちろん、低く水面に写るように打ち上げられる花火の幻想的な光景はここならではです。

16号沿い
柏、我孫子周辺の幹線道路16号線には大型店が多く、買い物に便利。ただし、渋滞することもしばしば
住むという面で考えると、柏も我孫子も通勤のラクさが目立つところ。柏は午前7時~9時までの始発が5本とそれほどではないものの、我孫子は18本もあり、座れる確率はかなり高いはず(6月の時刻表より)。また、大手町午後6時発以降の下り電車の多くは我孫子終着となっており、夜遅く、飲んだ帰りなどでも乗り過ごさなくて済む点がかなりありがたいポイント。柏は始発、終着こそ少ないもののつくばエクスプレス開通で乗降客数が分散、混雑が緩和されてラクになったという地元の声が多いようです。

篠崎&瑞江
江戸川区、市川市の2大会を同時制覇!
意外にお手頃な住宅価格にも注目

江戸川沿い
江戸川沿いには何面ものサッカー場があり、休日にはいっぱいの人出に
川が舞台の花火大会の場合、同日に行われれば2大会同時制覇が可能になります。実際に首都圏で2大会同時制覇が可能なのは、多摩川(世田谷区×川崎市)、荒川(板橋区×戸田市)、そして江戸川(江戸川区×市川市)の3河川。その中で住宅価格のお手頃さでお勧めしたいのが都営新宿線の篠崎、瑞江あたり。

篠崎公園近くのアパート
江戸川区は農業も盛んなので、住宅地内にビニールハウスを見かけることもしばしば
賃貸であれば、ワンルーム、1Kや2DKが多く、ワンルームでは7万円以下の予算があれば、かなり選択できます。2DKでも9万円以下が同様の目安。駅から多少距離のある物件であれば4~5万円の1Kなどもあります。同様に分譲では意外に戸建てが多く、中古の一戸建てなら土地面積70~100m2の3LDKが3000万円台。新築一戸建てでも土地面積100m2で4000万円台が中心になっていますから、他エリアに比べると買いやすい価格です。

篠崎公園
篠崎公園内にはバーベキュー広場もあり、設備も充実している
ただ、都営新宿線が開通するまでは何もなかった場所なので、駅周辺を除くと商店などは少なく、そのあたりはやや不便。その分、篠崎公園や江戸川沿いなど公園や散歩コースには事欠かないので、プラスマイナスを天秤に掛けて考えてください。また、首都高の近くは住まいとの位置関係でうるさいこともあります。
 
最後はこれから5年、10年後が楽しみなあの街です。
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