東京都よりお金持ち?
市部の財政が豊かな神奈川県

神奈川県庁
東京都に比べると平均値が高い神奈川県。極端に財政事情が悪い自治体はない
続いて、神奈川県を見てみましょう。ここでも、東京都同様に、都心から離れた自治体の豊かさが目立ちます。観光、工業などで税収のある自治体が多く、都心に近ければ豊かというわけではありません。また、神奈川県は東京都に比べ、財政力指数の高い自治体が多く、県内で最低の真鶴町でも0.64。東京都の中央区(0.63)と新宿区(0.65)の間ということになりますから、自治体の懐具合で言えば、東京都よりも神奈川県といえそうです。

神奈川県お金持ち自治体ランキング

順位自治体名財政力指数
1箱根町1.62
2厚木市1.47
3中井町1.40
4清川村1.23
5鎌倉市1.22
5寒川町1.22
7相川町1.20
8藤沢市1.17
9海老名市1.16
10南足柄市1.15


ちなみに、川崎市は1.04、横浜市は0.95。市域が広いと、いろいろな施策が必要になりますから、税収が多くても支出も多く、懐具合は豊かというわけにはいかないようです。

山間部以外は安定、
意外なお金持ち自治体も多い埼玉県

さいたま新都心
神奈川県に比べると平均はやや低め安定というのが埼玉県
山間部の東秩父村(0.27)、小鹿野町(0.41)を除けば、全体に自治体の懐具合が安定しているのが埼玉県。住宅地としては全国区といえそうな有名な街は少ないものの、実質としては財政の豊かな街が多い県といえそうです。

埼玉県お金持ち自治体ランキング

順位自治体名財政力指数
1戸田市1.43
2和光市1.21
3三芳町1.21
4狭山市1.12
5朝霞市1.10
6所沢市1.06
7八潮市1.03
8川口市1.00
9さいたま市0.99
9川越市0.99


「産業のある自治体が上位」のルールを
具現化している千葉県

新浦安
住宅地として人気の新浦安。都心から近く、財政的にも安定している
千葉県のランキングを見ると、産業のある街=税収のある街ということが本当に良く理解できます。浦安は世界的にも集客力のある、あの施設がありますし、成田市はいわずと知れた成田国際空港のある街。袖ヶ浦市以下は工業地帯が並んでいます。住環境からすると、工場はある種嫌がられる施設ですが、日本の経済を支え、自治体の財政を支えている存在という意義を考えると、そうした従来の考え方だけでは、住みやすさははかれません。今後の産業の変化によって、さらにまた、変化をするのかもしれませんが、今の数字を見ると、そんな気がします。

千葉県お金持ち自治体ランキング

順位自治体名財政力指数
1浦安市1.62
2成田市1.46
3袖ヶ浦市1.33
4市原市1.15
4君津市1.15
6芝山町1.10
7市川市1.10
8富津市1.08
9印西市1.05
10柏市1.00


ちなみに千葉市は0.99でした。

本来はどこに住んでも公共サービスは同じように受けられるべきだと考えています。医療や教育など、公共サービスは国家の根幹を支えるものだからです。しかし、それがかなわない以上、可能であれば、より良いサービスを受けられる場所に住みたい。最善ではないけれど、次善の策として、私たちはそうした選択をせざるを得ないようです。
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