首都圏で一番お金持ちの自治体は
住みたい街ランキング常連のあの街

井の頭公園の池
商業施設があり、独自の文化がある、さらに公園があって自然が豊富と、さまざまな魅力がある吉祥寺
続いて、都県別の自治体ランキングを見ていきましょう。まずは東京都。人が集まり、産業が集まるという言い方で考えると、トップには都心の自治体が登場しそうな気がしますが、実際に統計を見てみると意外というべきか、そうだったのかというべきか、武蔵野市がトップに来ています。

武蔵野市といえば、住みたい街ランキングトップ3の常連、吉祥寺を擁する自治体。面積で言えば、全国782市町村(特別区を除く)中、771位という小さな市ながら、繁華な商業エリアとお屋敷街があるためか、税収が安定しており、また、独自に病院や宅地造成、観光などの事業を行う必要がないため、支出もそれほど大きくないという点がこの豊かさにつながっているようです。

渋谷区
都心で商業施設が多ければ、それだけ税収も多いはずだが……
さて、2位以下を見て気がつくのは、東京23区よりも市部に豊かな自治体が多いということ。10位までに入っている区は港区、渋谷区だけで、それ以外は市部。それぞれに特徴は多少異なるものの、工場や遊戯施設などがあり、住民税以外に税収があるというのがポイントと思われます。これについては、東京都だけの傾向ではなく、以下の神奈川県、埼玉県、千葉県でも同様で、上位に入っている自治体には、ああ、あれがお金を生んでいるなという施設や工場などがあります。つまり、自治体が豊かであるためには、住宅があるだけではダメということなのかもしれません。

東京都お金持ち自治体ランキング

順位自治体名財政力指数
1武蔵野市1.72
2調布市1.32
3府中市1.30
4三鷹市1.27
5多摩市1.25
6港区1.21
7立川市1.20
8町田市1.15
9小金井市1.11
10渋谷区1.10
10羽村市1.10


足立区内の住宅街
つくばエクスプレス、日暮里・舎人ライナーと交通の便が良くなり、注目の足立区。これからの変化が財政を変えるかもしれない
では、逆に東京都内で財政事情が豊かでない自治体を見てみましょう。ここでは都心から離れた島部が上位に来ていますが、気になるのは5位以下。荒川区から始まって、いわゆる下町エリアの自治体が並んでおり、都内とはいえ、財政事情はあまり芳しくない様子。職人さん、町工場や高齢者の多い街が中心となっていることから、税収は伸び悩むものの、支出は減らないという、昨今の経済や時代を反映したものかと思われます。

東京都財政事情が芳しくない自治体ランキング

順位自治体名財政力指数
1青ヶ島村0.16
2利島村0.17
3三宅村0.22
4桧原村0.26
5荒川区0.26
6足立区0.32
7葛飾区0.33
8墨田区0.34
9北区0.36
10江戸川区0.38



最後は神奈川県、埼玉県、千葉県。意外な街がトップです。