住みたい街 首都圏/子育て・環境重視の街選び

子育てに良い街選び1 最初に考えること(2ページ目)

子どもを持つ家族であれば、子どもにとって良い環境を選びたいと思うのは当然です。しかし、漠然と子育てに良い街というだけでは、具体的な街選びはできません。では、何から考えれば良いのでしょう?

中川 寛子

執筆者:中川 寛子

住みやすい街選び(首都圏)ガイド

10年後、20年後を考えた
立地、予算、広さを

自転車置き場
通勤には勤務先から手当てが出ることがあるとしても、通学には出ないという点も街選びでは考慮しておこう
さて、そうした考えをまとめる際に、いくつか参考にしていただきたい点があります。それは、長期的な視点で考えるということ。よく、小学校入学を前に家を買った方から反省点として駅から遠くて通勤、通学が大変と言う声を聞きます。幼稚園、保育園時代のお友達と同じ小学校に行かせることを優先して住まいを選んだものの、中学校あるいは高校で私立を選択、駅までが遠くて大変というのです。また、親も年齢が行くにつれ、通勤を辛く感じるようになった、とも。

2人のお母さん
子ども同士の関係だけでなく、親同士の付き合いも含め、小学校入学は大きな転機
子ども時代の人間関係を尊重したい、その気持ちはよく分かります。しかし、子どもはいつまでも小学校に通うわけではありません。そのときにどうなるか。とりあえず、想像だけでもしておくことは大事でしょう。何事も同じだと思いますが、想定していて選んだ場合と、全く想像もしていなくて選んだ場合では、結果に対する感じ方が違います。何を選ぶかはその人の選択として、10年後、さらにそれ以降はどうなるのかを意識しておくことが大事です。

中学生
子どもの成長とともに、学費以外のお金もかかるようになってくる
同じように、金銭面も今の収入、支出のみで考えないこと。小学校入学、中学校進学と成長に伴い、子どもにはお金がかかるようになります。学費だけでなく、塾や部活動の費用、また食費も嵩むようになるでしょう。そうしたときに、やっていけるのかどうか。子どものために良かれと思った住宅購入で家計が逼迫、子どもがやりたいことにお金がかけてあげられないようになっては本末転倒です。

マンションのモデルルーム
子どもを伸び伸び育てたいという場合にはマンションか、一戸建てかという選択も
もうひとつ、広さも長期的に考えておきたい点です。本来、立地と広さ、住宅価格は非常に密接にリンクするものですが、子どものために買いたいというときには、多くの人は子ども部屋を意識、広さが最初に浮かぶようになります。しかし、その子ども部屋がいつまで必要か、また、子どもの数だけ必要か、そうした点も考える必要があります。場所によって多少違いはありますが、非常に簡略化して言えば、子ども一人に一部屋と考えた場合、予算が同じであれば、子どもが一人増えるごとに5分遠い物件を選ぶことになるのが一般的です。そこで、広さだけを優先するか、あるいは利便性も考慮した選択をするか……。幅広い視点で自分たちにとってのベストを探していただきたいものです。

次のページは伸び伸び派、教育派どちらにも大事なことです。
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