MBA・ビジネススクール/ビジネススクール受験対策

ビジネススクール(MBA)の筆記試験とは(2ページ目)

ビジネススクール(MBA)の筆記試験対策を、海外と日本のビジネススクールにわけて説明します。海外のビジネススクールではTOEFLとGMATを受験、日本のビジネススクールでは小論文と英語の試験を受けます。

福原 正大

執筆者:福原 正大

MBA・海外留学ガイド


国内ビジネススクール筆記試験勉強法

■通学
国内ビジネススクールの過去問をもとに小論文と英語の対策講座を開いている学校があります。期間は6ヶ月から1年で、費用は30万円から50万円です。

河合塾ライセンススクール
社会人向け大学院の幅広い講座を提供。東京、横浜、名古屋、京都、大阪に展開。

青山IGC学院
東京にしかありませんが、社会人大学院受験に関し充実した情報あり。

■通信
小論文と英語の対策講座が開講されていて、6ヶ月間の講座で費用は30万円程度かかります。

河合塾ライセンススクール

■自習
行きたいビジネススクールがすでに決まっていれば、過去問で傾向を確かめた上で、その勉強をすることが大切です。過去問に関しては、筑波大学のようにホームページに掲載しているところもあります。説明会で配る例、あるいは説明会で過去問の閲覧ができる学校などがあります。まず、ホームページに過去問があるかどうか確認し、ない場合は直接各学校の入試課に連絡し、入手や閲覧方法を聞いてください。

■小論文
ガイドが多くのビジネススクールの先生方にヒアリングをしたところ、「読み手を説得する文章を論理的に書けるか」「問題を読み、自ら問題設定ができるか」が判断ポイントだと教えて頂きました。勉強法としては、日々の実務上、こうしたことに気をつけて文章を書くことが有効でしょう。

■英語試験
英語試験では、英語の文献を読解し要約する能力をみます。国内ビジネススクールでも海外のケースや文献にあたる必要があり、短時間で読解することが授業の進行やグループ学習で重要になるからです。したがって、英語の速読、読解力の向上が必要となります。

人気の高い一部の学校では、大学入試的な英語(文章の組み合わせなど)も出題されているので、その場合は大学入試の英語を復習してください。国内ビジネススクールの筆記試験は、共通試験がありません。受験したい学校の過去問をしっかり研究して試験に臨むことが合格の近道。

多くのみなさんが、会社に勤めながらの勉強だと思います。大変な道のりですが、MBA取得後は未来の可能性が大きく広がります。毎日少しでもいいので、計画的に時間を作り勉強を重ね、希望するビジネススクールの合格を勝ち取ってください。

<参考文献>
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」(グロービスマネジメントインスティテュート)Barbara Minto (原著)、山崎 康司 (翻訳)
小論文を書く上で一読されることをおすすめします。

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