小論文の勉強方法

小論文対策は日々の仕事から行う

小論文を書く力は日々の積み重ね

小論文を書く力は、一朝一夕では身につきません。日頃の積み重ねが重要です。

読む力を養うためには、主題を読み取る力を育むことが重要です。主題を読み取るためには、新聞や雑誌などの記事の題名を外して読んでみて、題名を当ててみるといった訓練が役に立ちます。さらに、多くの読書を心がけることが重要なのは言うまでもありません。

考える力は、友人とディベートを行うことが有効。ディベートは、ある問題に対して自分の意見とは関係なく「賛成」「反対」をランダムに決め、決定した立場に沿ってお互い論理的な議論を進めるのです。例えば、「死刑に賛成か否か」で、あえて日本人には少ない「死刑に反対」の立場をとり、「死刑に賛成」の立場をとる友人と論争。議論を深めると、あるモノゴトの多様的解釈もできるようになりおすすめです。

書く力は、多くの論理的な文章を書き、第三者に客観的に見てもらうことが有効。書く力があるかどうかは、本人ではなく第三者が判断するものです。ある問題に対して文章を書き、他人にその説得性を判断してもらうことが役に立ちます。文章のうまい友人に判断を頼むのがいいでしょう。

通信添削で小論文の添削をしてくれる塾を利用するのも有効です。ウェブで「小論文添削スクール」を検索するとお分かりになりますが、小論文対策の個人塾(通信添削含む)は乱立しています。その中で、昔からある大手としては下記があげられます。

Z会
全体的には丁寧な添削をしてくれるが、添削者によって添削の質の差にややばらつきあり。ガイドは、学生時代小論文能力をつけるために一度利用した経験あり。2ヶ月で18,000円。

小論文を書くときの注意点

ガイドが日頃、受験生の小論文練習を添削していて多く見られる小論文を書くときの注意点を紹介します。

■明確な文章を書く
制限時間があり字数にも制約がある小論文の試験では、明確な文章を書くことに集中しましょう。明確な文章とは、主張を明確に言い切っていることです。

具体的に書く
主張を支える根拠を強くし、読み手に納得感を与えるためには、具体的な内容を書き相手に根拠の強さに関し実感を持たせることが有効。

■断言する
説得力を出すためには、「~と考えます」よりも、「~である」で結んでください。

■推測を強いる言葉は利用しない
読み手に疑問や推測を強いる言葉は利用せず、与えられた文章や図表から具体的な数字を取り出して答えて下さい。例えば、「多くの人が言っている」ではなく、「試験問題の添付表によれば80%の人が言っている」と「多くの人」を具体的で明確にすることが望まれます。

■文章は短くすること
長い文章は読みにくいですし、読む人が論理関係を間違えて理解する可能性が高まります。

■意見と事実を区別すること
ビジネススクールの小論文試験では、多くの図表がでてきますが、こうした図表の数値を引用するのは「事実」。「事実」からあなたの解釈、つまりは「意見」が出てくるのです。この2つを小論文の中で相手に理解できるよう整理して文章は書きましょう。

■論理の飛躍をしない
文章は、根拠から主張に重要な仮定がないようにつなぐ必要があります。この仮定を書き忘れることが、時間制限のある小論文試験ではよくあります。小論文の試験では、設定文の文章を読み終え、いざ書き始める前に、全体の論理関係の流れを整理し、論理の飛躍のない文書を書くことが大切です。

資料を利用する
小論文で資料が与えられている場合、主張をサポートする根拠を強めるためにも資料の数値や内容を必ず利用しましょう。

綺麗に書く
現在のところ、小論文試験はどのビジネススクールも手書きです。テスト採点者が読みやすいように書くことは必須です。早く、そして綺麗に書く練習をしましょう。

原稿用紙の書き方に関しては、あまり気にしすぎないことでしょう。人により段落分けの行い方や、句読点を字数に入れるかどうかの考え方は異なります。重要なことは、試験問題にこうした注意点が多くの場合書かれているので、その場合は注意点に完全に忠実に従うこと。実際上は、試験準備中に受験する学校の過去問をみておけば、学校毎の原稿用紙の書き方は理解できます。

小論文を書く力は、多くの文章を読み、実際に文章を書いていくことで確実に獲得できます。練習あるのみ。頑張って下さい。


<参考文献>
大学院・大学編入学社会人入試の小論文」(実務教育出版)吉岡友治(著)
課題文型、資料・データ読解型、ヴィジュアル型などに大学院の過去問題を分類し、各類型にそった小論文の書き方を指南。

考える技術・書く技術」(グロービスマネジメントインスティチュート)バーバラ・ミント(著)山崎康司(訳)
小論文の書き方に絞った本ではないが、ビジネススクール筆記試験で問われる論理的に明晰な文章を書くためのノウハウが詰まった本。ガイドも都度参考。

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