まだまだあるセレブ妻の条件
セレブになれば、あれも買える! VIPな扱いを受ける! 将来の不安無し! というのは大間違い!! |
セレブ妻の条件とは、いろいろあれど、その本質をまとめるならば、依存心がなく、自立心していてキモが座った女でありながらも、男に尽くしきる包容力と愛があるということ。昔の良妻賢母のように、努力や忍耐だけでなく、賢さや度胸も必要だという。その上で、若くて美しければ、セレブ妻になれる可能性はますます高まっていく。
これって、セレブ妻に限らず、これまで世間で言われる良い女、良い妻の条件でもあるし、誰と結婚するにも必要な心得かもしれない。けれど……本書を読むと、つくづく思う。
セレブ妻は楽じゃない! ハイリスクの職業のようなもの
「セレブ妻はラクじゃないんだろうな」と。お金がないならまだしも、唸るほどあっても使わずに倹約と貯金を信条にするとか、キャリアがないならまだしも、能力とキャリアはあっても絶対に前に出ないとか、夫を支えながらも依存しないとか、リアルに想像してみると、そう簡単に出来ることじゃない。著者の白河さんにお目にかかった時も、「みんなセレブ妻になりたがるけれど、そう簡単なことじゃないっていうことも知っておいて欲しい」と語っていた。
セレブ妻は、「自分を輝かせてくれる男性の妻」ではなく、「夫を輝かせる妻」のことであり、お金はあっても明日はどうなるか分からない、ハイリスクな職業のようなもの。セレブ妻は、「自分の時間」や「自己実現」にこだわる人や浪費家、依存心の強い人にはつとまらない職業なのだ。
セレブ妻需要に比例して、残酷なセレブ男も誕生中
それでも、セレブ妻になりたがる人が多い。ゆえに、「一部のセレブ男性だけがムダにモテて、どんどん増長している(ひどく残酷になっているヤツもいるらしい)のも悲しい」と白河さん……。たしかに、悲しい。絶対にセレブ妻になりたい人も、そこまでではけれど、いわゆる美味しい結婚がしたい人も、美味しい結婚したい病にかかっている人々にこそ、現実を知った上で、もう一度自分の心に問いかけてみて欲しい。「それでも私は金持ちと結婚したいのか」「本当のところ私はどんな結婚がしたいのか」を 。