このほか、東京ならではの“高級な雰囲気のタイ料理店”がある。
タイはバンコクに本店をもつ「マンゴツリー東京」。高層ビル内にあり、夜景が素晴らしいお店。インテリアも素敵である。料理はマイルドな味わいを前面にだし、日本人でも食べやすく提供しているのが特徴だ。日本人の料理人ならではのフィルターをとおして作られる料理は(特にコース料理は)独創的なものが多い。
あとは、銀座、赤坂、池袋に店をかまえる「ジムトンプソンズテーブルタイランド」。店舗によって内装やコンセプトなどが異なる分(銀座店が一番コージャス)、感想もまちまちだと思うが、総じて、店内の洗練された雰囲気にあった盛り付けで提供する。ただ、辛さは比較的愉しめるのではないだろうか。
新丸の内ビルにオープンした「サイアムヘイテイジ東京」は、高級店のなかではお値段が少し良心的。比較的メリハリのある味が愉しめるのも特徴。
上記3店の高級店では、タイ料理が初めてというかたでも楽しめる優しい味わい。逆にメリハリのある味が好きなタイ料理好きには、物足りなさを感じるかもしれません。タイでも、特に若いひとの間では、辛さを控えめにし、洗練された盛り付けの料理を出すおしゃれなお店に足を運ぶひとが増えているようですので、日本でも好みに合わせてお店が選べるようになるのはよいことですね。ただし、スパイスやハーブ、調味料などの基本はしっかりと押さえ、提供のしかただけをかえる。アマンリゾート内にあるレストランのように。なんて個人的には思ってしまいますが。なお、どのお店もランチでは訪れておりませんので、あしからず。
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