警察からの情報をチェック!
親にとっては、登下校も心配。近所での犯罪や不審者情報は、とても重要。安心して、学校に送り出せる日が早くきて欲しいもの。 |
それに加え、子どもに対する不審者(声をかけられたり、つけられたりなど)の情報を提供するところも出てきました。この「声かけ事案発生マップ」は、犯罪には至らないまでも子どもに声をかけたりする不審者の情報がわかる仕組みで、不審者の背格好や服装、車などの情報まで網羅されているので、親はもちろん子どもも意識して気をつけることが出来ます。まだ一部の県でしか提供されていませんが、是非、全国で行って欲しいものですね。
この、「声かけ事案発生マップ」の情報がある地域の方は、念入りにチェックしてみましょう。不審者は、同じような地区に頻繁に出ている傾向がつかめるのではないでしょうか?また、その発生時間にも注目です。子どもの下校時間なのか、夕暮れ時なのか等傾向をみてみましょう。不審者が出やすい場所、時間を把握すると、それらを避けるだけでも予防策になります。
あまり不審者が出ていない地域は、比較的安全な地区といえるでしょう。ただし安全な地区といっても、他の地区からやってくる不審者もいます。地区内に潜む犯罪の可能性を見る程度とどめましょう。絶対に安全な地区はないのですから。
【声かけ事案発生マップ】
■愛知県警 声かけ事案等発生情報(マップ)
■大阪府警 犯罪発生の状況(子供に対する声かけ事案等の発生状況)
■京都府警察本部 子ども安全情報 発生マップ
■奈良県警察 不審者情報マップ
携帯などで不審者情報を共有する街も
最近では警察だけではなく、地域の住民達が不審者の情報を共有する仕組みも出来ています。大阪教育大学附属池田小学校の校内児童殺傷事件が起こった池田市は、子どもの安全にかかわる情報を携帯電話やパソコンなどに電子メールで届ける池田市 「ANSINメールシステム」 のサービスが始まっています。この「ANSINメールシステム」は、警察や学校、警備会社などから入った子どもたちの安全に関する情報の中で、事実確認を行い必要と判断されたものについて、その情報をメールで配信する仕組みです。事前に登録すれば、誰でもこの配信を受けることができます。また、犯人逮捕や防火・防災などの情報も配信されるので、地域の住人にとってはまさに安心して住むためのツールともいえますね。幼い子をもつ親としても、このような情報をいちはやくキャッチできると、安心して対応することができます。
このように、犯罪にあいにくい街のチェックポイントや自治体などの取り組みを紹介しました。これらがクリアされれば、安心な街といえるのでしょうか?
次のページでその答えを紹介しましょう!