宝塚ファン/宝塚歌劇団 トップスターの変遷

雪組トップ・水 夏希、愛原実花―退団(4ページ目)

2010年9月12日――雪組トップスター・水 夏希さん、娘役トップスター・愛原実花さんが、宝塚歌劇団を卒業しました。宝塚を心底愛し、世に広める力を持ったトップコンビでした。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

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愛原実花

愛原実花さんは、2004年、雪組公演『スサノオ』『タカラヅカ・グローリー!』で初舞台を踏みました。

同期生には、月組トップ娘役・蒼乃夕妃さんらが。90期生。初舞台後、雪組に配属。

愛称、みなこ。

2006年 『ベルサイユのばら-オスカル編-』アンドレ(少年時代)
  『やらずの雨』竹奴/お袖
  『堕天使の涙』新人公演・グレフィル伯爵夫人(本役・美穂圭子)
2007年 『星影の人』おゆき
  『エリザベート-愛と死の輪舞-』マデレーネ
  『シルバー・ローズ・クロニクル』ヴァージニア
2008年 『君を愛してる-Je t’aime-』クレマンティーヌ 
新人公演・マルキーズ(本役・白羽ゆり)*初ヒロイン
  『凍てついた明日-ボニー&クライドとの邂逅-』
ボニー/アニス *バウ初ヒロイン
  『マリポーサの花』グロリア
2009年 『忘れ雪』金井静香
  『ZORRO 仮面のメサイヤ』夜の稲妻
新人公演・ロリータ/レディゾロ(本役・白羽ゆり)*ヒロイン
  『ロシアン・ブルー』イリーナ・クズネツォワ
  『情熱のバルセロナ』ロザリア・ジサント
2010年 『ソルフェリーノの夜明け』アンリエット
  『ロジェ』レア・コーエン


ついこの前まであどけない少女の顔をしていたのに、あっという間にトップ娘役の貫禄を備えた大人の女性になりました。

雪組で初舞台。雪組で育ち雪組トップ娘役になった生粋の雪組っ子。
2005年、阪急電鉄初詣ポスターのモデルに選ばれ、TAKARAZUKA SKY STAGE 第5期スカイ・フェアリーズとしても活躍しました。

『ベルサイユのばら-オスカル編-』少年時代のアンドレ役などで頭角を現し、『堕天使の涙』新人公演では、グレフィル伯爵夫人(本役・美穂圭子)という大人の女を堂々と演じ、演技の実力の高さを感じさせました。

『ロシアン・ブルー』『RIO DE BRAVO!!』
(C)宝塚クリエイティブアーツ

『エリザベート-愛と死の輪舞-』のマデレーネでは、妖艶で、まさに小悪魔の魅力と、ダンサー・愛原実花の存在もアピール。

『君を愛してる-Je t’aime-』のマルキーズ(本役・白羽ゆり)で新人公演初ヒロイン 。
『凍てついた明日-ボニー&クライドとの邂逅-』のボニー役でバウ初ヒロイン。役替りで演じたアニスと共に高い評価を得ました。

そして研6の2009年、『ロシアン・ブルー -魔女への鉄槌-』『RIO DE BRAVO!!』より、白羽ゆりさんの後任として、水夏希の相手役として雪組トップ娘役となりました。

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