“適度なユルさ”と“キッチリさ”
エンジンは4リッターV6で276馬力。低回転域から太いトルクを出し、乗り心地は典型的なアメリカンSUV |
前置きはこのあたりにして試乗と行きましょう。Dレンジをセレクトしてアクセル踏んだら、なかなかチカラ強い。なんたって4リッターという排気量を持つV6の276馬力。低い回転域から太いトルクをもりもり出している。一般道を流すくらいなら、2000回転以下でユルユル回っている感じ。
乗り心地は典型的なアメリカンSUVである。足回りはシャープの対極にあるが、かといってグニャグニャというほどでもない。「適度のユルさ」と表現すれば理解していただけるだろうか。なぜか走り出すとボディの大きさをあまり感じさせないのもアメリカンSUVっぽい。
アメリカンらしさと日本らしさをうまい具合に併せ持つFJクルーザー。価格設定次第で、かなり魅力的なモデルとなる |
ただ4リッターV6だと税金も高いし、ガソリンだって喰う。ライニングコストの安い2.7リッター4気筒搭載の後輪駆動仕様なんかを250万円くらいで用意してくれたら相当売れるかも。いずれにしろ価格設定を含め、久々に発売が楽しみなクルマだったりします。