朝20分。新聞の音読でニュースがわかる！

経済ニュース、わかっていますか？

いま、巷ではニュース解説が大ブーム。書店では、池上彰さんの「学べるニュース」をはじめとするニュース解説本が特設コーナーとなっていますし、テレビではあちこちの放送局で政治や経済をわかりやすく解説する特番が組まれています。

なぜ今、こんなにもニュース解説がブームになっているのでしょうか？それは、池上彰さんのわかりやすい解説のおかげで、ニュースのおもしろさが世の中に広く伝わったことが大きいでしょう。それは裏を返せば、今まで毎日テレビや新聞を通じてニュースを見聞きしていたけれど、本当のところはよくわかっていなかったという人が大勢いるということにもなります。

偉そうにこんなことを言っている私もその一人。以前は、ニュースを毎日見聞きしていても、スキャンダラスな芸能ニュースはともかく、政治や経済のニュースについてはいまいち自分の生活とのつながりを感じられず、深い関心を持てないでいました。

しかし、ファイナンシャルプランナーとして仕事をしている今は、ニュースに関心を持つことの大切さがよくわかります。一見何のつながりもないと思われる政治のニュース、株価の動きを伝える経済ニュースは、それぞれがお互いに影響しあって、私たちのこれからの暮らしを左右しているのです。

お金を銀行に預けるときや住宅ローンを組むときにだって、これから景気が良くなるのと予測するのか、悪くなると予測するのかによって、お金の預け先や借入先は変わってきます。就職や転職先選びだって、これから伸びていく業界や企業の財務状況を読み解く力があった方が、後悔しない企業選びができるに違いありません。

こんな風に、世の中で起きているニュースとちゃんと向き合うことの大切さを、社会人になってから感じている人が多いのでしょうね。しかし、ニュースにはたくさんの難しい経済用語が並んでいていまいち覚えられない。そんな歯がゆさから、ニュース解説本に多くの人が手を伸ばしているのではないでしょうか。

では、解説本の出版を待たずに、今やっているニュースを自分のものにしていくにはどうしたらいのでしょうか？