遊び心に溢れたアパート改装［アルゴ エゴタ］

建築雑誌で谷尻誠さんの設計した住宅に関心を持たれたこのアパートのオーナーは、当初ここを取り壊してご自宅の設計を依頼しました。その後、偶然にご実家の隣地が売りに出され、そちらに新築することに計画変更。そこで、このアパートは取り壊しをせずに、谷尻さんの手で内部を全面改装して蘇らせることになったのです。

温室を戴く3階建てのアパート

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上/南西の隣地からの眺め。3階への専用階段と、温室のようなガラスのペントハウスが見える。中/北東側の眺め。3階に広いテラスがある。下/左・東側の奥に3階への階段がある。右・「ARGO EGOTA」のサインが立つ西側の入口。

街に馴染むかのように、淡いグレーの塗装を施された3階建てのこのアパートは、1階は10.5坪の2室、2階は7坪の3室、3階はペントハウス付きの12坪の1室とという6室構成です。各階へは専用の外階段でアクセスします。1階と2階はよく見かける部屋割りですが、外から見上げた3階は何だか普通とは違う様子です。

◆建築家プロフィールと建築データ