逓増定期保険に一体何が起こったのでしょうか。

先日、愛知県のある地主さんから「保険を使った節税」についてご相談がありました。

保険を使った節税方法については、以前にも「逓増定期保険」を活用して修繕積立金を経費で捻出する裏ワザをお伝えしました。(2006年11月30日記事掲載)

実は、この地主さんも、この裏ワザを既にご存知で、「逓増定期保険」の契約のため、保険会社に問い合わせをしたそうです。ところが、思わぬ回答が返ってきたそうです。

話を聞くと、どうやら主だった保険会社では逓増定期保険は販売を中止しているそうなのです。

どこの保険会社に聞いても、同じような答えが返ってくるので、不思議に思い、私に相談してきたらしいのですが、いったい「逓増定期保険」に、何が起きたのでしょうか

そこで、今回は、「逓増定期保険」にまつわる状況をお伝えしたいと思います。

逓増定期保険のメリット


まずはおさらいです。
この逓増定期保険の特長は、「税務通達」にのっとった契約であれば、毎年支払う保険料を全額損金として処理できることです。

会計上は、保険料を全額損金で処理するわけですが、実際には保険料を払い込むたびに「解約返戻金」を積み増していることになります。この「解約返戻金」は、いざという時に保険契約を解約して、現金化することができます。

アパ・マン経営者に限らず、法人経営者とって、逓増定期保険を使うメリットは、上記の仕組みをつかってすぐに現金化できる「含み資産」を作れることなのです。

もっとも、この「含み資産」は、当年度中に「損金」の受け皿を作らないと、雑収入として課税されてしまいますので、とりわけ、アパ・マン経営では、「修繕費用」に当てることにより、計画的に修繕費用を捻出するのでしたね。

見れば見るほど、良くできた裏ワザなのですが、ここへ来て、この裏ワザに暗雲が立ち込めてきたのです・・・。

逓増定期保険に一体何が起きたのか、次ページでご説明します。