専任・一般募集にはそれぞれのメリット・デメリットがある!

2009年4月27日の記事では、入居募集の依頼方法について、一般募集と専任募集という2つの方法があることをお話いたしました。募集依頼方法の種類を把握しておかないと、あなたにとって不利な形態で入居募集を依頼しかねない、ということでしたね。

今回はさらに踏み込み、それぞれの募集方法のメリット・デメリットについて解説していきたいと思います。それぞれのメリット・デメリットが理解できれば、仲介会社への募集依頼がスムーズになるはずです。

一般募集のメリット・デメリット


おさらいですが、一般募集とは、特に窓口をきめることなく、複数の仲介会社に同時に入居募集依頼をするという形態です。この形態にすると、一番早く入居者希望者を見つけてきた仲介業者に手数料が入ることになります。

【メリット】

1.インターネット上にあなたの物件情報が数多く掲載されることになる!
依頼した仲介業者の数だけ募集の間口が広がるためです。

2.広告料を支払わなくても募集してくれる可能性がある!
仲介会社は少なくとも、入居者から仲介手数料を取得できるためです。

3.集客力のある業者に直接入居募集依頼できる!
営業力のある業者は広告料と仲介手数料あわせて2か月分の手数料がとれる物件を優先して案内するので、一般募集が効果的です。

4.なんといっても、積極的に募集活動してくれる!
上記3と重なりますが、現場の営業マンは、店長より手数料が2か月分とれる物件を優先して紹介するよう指令を受けています。

【デメリット】

1.本気で募集してくれないこともある。
他業者が決めてしまった場合、一切手数料が入ってこないので、会社によっては、熱心に募集してくれない可能性があります。

2.問い合わせ対応に忙しくなる。
空室照会について、あなた自身が全て対応しなければならなくなり、労力がかかります。

3.契約書の書式がマチマチで、契約内容を統一しずらい。
仲介業者ごとにそれぞれの書式をもっています。書式がばらばらになると把握が非常に煩雑になるため、あらかじめ統一された契約書類を作成しておく必要があります。

4.入居審査方法が統一できない。
あなた自身が入居審査をしなければならない場面も多くなります。

5.物件のカギをあなた自身が管理する必要がある。
仲介会社から直接内見方法について問合せがくるため、現地にカギを備え付けるなどの工夫が必要になります。

専任募集のメリット・デメリット


一方、専任募集というのは、入居募集の窓口をある特定の1業者に限定する募集依頼方法です。この特定の業者を通じて入居契約が進められるため、必ず手数料が当該業者に入ることになります。

【メリット】

1.依頼した業者が、募集活動の窓口となり、責任を持って募集活動をしてくれる!
あなたに連絡してくるのは窓口の業者のみとなり、時間と労力を節約できます。

2.カギの管理が一元化できる!
窓口の業者がカギを管理してくれるので、あなた自身が対応する必要がなくなります。

3.業者が他の集客力のある客付業者に営業してくれる!
仲介業者営業には時間がかかりますが、これを窓口の業者が代行して行ってくれることになります。

4.契約書や審査方法を統一することができる。
契約書・審査方法は窓口業者指定のものになり、入居審査方法とあわせて統一することができます。

【デメリット】

1.業者が物件情報を抱え込んでしまう恐れがある。
このようになると逆に空室がなかなか埋まらなくなります。

2.信頼できる業者に依頼しないと、反対に被害を被ってしまう。
審査方法や契約書式をあらかじめしっかりチェックしておかないと、入居が決まってからあなたがクレームを受けることにつながります。

「一般募集と専任募集、それぞれについてメリット・デメリットがあるのですね。でも、結局どちらの募集方法で依頼すればよいの?」

結論からお話すると、一概にどちらの募集方法が良いということは言えないのです。

「えー、どういうこと?」

どういうことかというと、一般募集と専任募集にはそれぞれ良い悪いがあるのであって、
あなたのアパート経営に対する取り組みの仕方によってどちらが向いているのかが決まってくるのです。

そこで次回は専任募集と一般募集のどちらがあなたにとって最適なのかについてお話していきたいと思います。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。