昨年12月、私たちがプロデュースした「売れる戸建賃貸」アバンテ18が横浜市青葉区で着工しました。

建築基準法が改正されてからの建築確認申請だったので、確認取得までかなり時間がかかると想定していました。案の定、従来であれば10日ほどで建築確認取得できていたものが、約1ヶ月もかかってしまいました。

とはいえ、建築確認がいっこうにおりない建築計画がゴロゴロしているというのですから、無事に着工できているだけ幸運なのかもしれません。

ただ、青葉区での建築工事は決して順風満帆なものではありませんでした。実は事前の地盤調査により、軟弱地盤ということがわかり、地盤改良工事を行っているのです。

「地盤改良工事?それはどのようなものをいうの?」
「地盤改良ってかなりお金がかかるって聞いたけど・・・」

地盤改良についてご質問いただくことも多いのですが、意外に知られていないのだな、というのが正直な感想です。

でも、地盤改良工事については最低限、どのようなものか、については知っておくべきものです。というのも、地盤改良工事の内容とだいたいの工事費を理解しておけば、アパートの企画を行う際、概算の経費を見込みやすくなるからです。

そもそも地盤改良って何?


地盤改良工事というのは、軟弱地盤に手を加え、建物を建てるための土台を補強する工事のことです。
建物の土台は基礎といい、建物の骨格がぐらつかないようなベースを作ります。この基礎は、ある程度土地の強度がないとしっかり地盤に固定することができません。
ですので、軟弱地盤である場合、この地盤を何らかの方法で基礎を設置しやすい状況に変えてあげる必要がでてくるのです。

杭で基礎を支える


代表的な地盤改良工法は、地盤の中に杭を埋め込み、その上に基礎を作る、というものです。基礎が杭に支えられる形になりますので、地盤の状況によらず、基礎が安定することになります。

杭の種類は大きく2種類あり、それは摩擦杭といわれるものと支持杭といわれるものです。
摩擦杭とは、コンクリートの太い柱を地中に埋め込み、摩擦力を使って基礎を支える方法です。

一方、支持杭とは、地中の硬い層(支持層といいます。)に直接杭をつきさし、その上に基礎を作ることで建物を支える方法です。

地盤というのは場所や地域により千差万別で、状況に応じて工法を選択します。一般的に摩擦杭の方がコストが抑えられますが、コンクリートが固まりにくい土質の場合などは支持杭をつかうこともあります。

一方、地中に支持層がない場合などは、摩擦杭での工法を選択します。

摩擦杭による地盤改良


支持杭による地盤改良


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