壁面収納はスキマを作らず、丈の長いものはまとめて計画
衣類を効率よく収納するなら、壁面に造り付けるクローゼットがお勧めです。壁面収納は壁と一体化するので地震に強く、壁とのスキマができないので部屋の掃除がしやすくなります。またドアをフルオープンすれば、中がひとめで見渡せるので、衣類が探しやすく、出し入れしやすいというメリットがあります。この壁面収納の効率をアップしてくれるのが、収納パーツです。クローゼットは、吊るした服の下にデッドスペースができやすいので、収納パーツを使って上手に空間活用しましょう。
まずは衣類の丈を揃えて収納しましょう。ロング丈とショート丈の衣類を混ぜて吊るすとムダな空間ができやすくなります。ロング丈の衣類は家族でまとめて収納すると、足元の空間が活用しやすくなり、全体の収納効率が上がります。
クローゼット内部の足元を固めてくれるネクタイとズボンハンガーの収納パーツ。 (デザインシェルフ/セフィット)
ネクタイなどの細かいものの居場所もしっかり定めておくと、片付けがしやすくなります。収納パーツを使って内部を整理整頓すると、自然と自分にとって大事なものとそうでないものの見分けが付くようになり、暮らしの質が向上します。
引き出しの高さも収納するものに合わせて使い分けて(デザインシェルフ/セフィット)
クローゼットはパーツの活用で収納力が大幅に変わりますので、収納が足りないと感じたら、新しく作る前に、まずは今使っているスペースに無駄が無いかと見直してみましょう。様々な収納パーツがありますので、上手に使って我が家の生活スタイルに合わせた組み合わせを考えてみて下さい。
玄関収納の例。奥行き45cm以内、1間幅でもこれだけの収納ができる。ロングコートは玄関にまとめ、ブーツや傘の収納も忘れずに。
子供部屋の例。吊るす・置く・引き出しにしまうをバランスよく配した収納プラン。整頓しやすければ、片付けの習慣付けも身に付きやすい。
主寝室の例。洋服選びがスムーズなパイプ中心の収納プラン。8畳の部屋の一辺、2間いっぱいに壁面収納を作ればこれだけの収納が可能。
キッチンの例。キッチン横に大型壁面収納を作るアイデアも。
次のページは、大容量の収納スペース、ウォークインクローゼットをアイデアパーツを使ってパワーアップさせる方法をご紹介します。