リフォーム相見積りを比較する
工事をする範囲が違えば、金額も変わる
リフォーム相見積りで、同じように見積り依頼をしたと思ったのに、各社で工事範囲が違っていて比較ができなかったという失敗があります。例えば、「外壁補修」 という項目だけでは、どこからどこまで補修するのかわかりませんし、補修範囲によって金額も違います。外壁塗装の補修の範囲は、部位などによってもケースバイケースとなるので確認が必要
他にも水まわりリフォームで、A社は高いけれども給水管を全部新しくする工事、B社は安いけれど古い給水管を切り回して使う工事だったというように、細かく確認してみると工事範囲が違っていたというケースは多いのです。
またリフォームには、別途工事・追加工事が付き物です。見積書をよく見たら必要な工事が別途工事と記載されていて別料金だった、開けてみたら腐っていて追加工事が発生したなど、最初の見積りは安くても、後から多額の費用が必要になったケースもあります。
書面上は同じ項目であっても中身が違うケースも。備考欄は必ずチェックして。
リフォーム相見積り成功の秘訣 - 3
依頼時も受け取り時も、現場で指差し確認を
「ここは塗りますか?」「いいえ見積りに入っていません。」現場での指差し確認が工事範囲のズレを防ぐ
その確認方法として効果的なのが指差し確認です。見積書を受け取る時には、実際に工事する場所で、一項目づつていねいに指差しで工事箇所の確認しましょう。
指で 「ここからここまでを塗装して、ここから先は塗装しません」 と言うように説明を受ければ、見積書上では解りにくかった工事範囲が明確になります。
また別途工事の内容と概算、追加工事の可能性と概算も受け取り時にシッカリ確認し、それらも含めて比較検討しましょう。
「ココもやってもらえると思っていたのに」 と言うリフォームでよく聞くトラブルの対策を下記で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
■リフォーム失敗! あなたと業者はズレている
リフォーム相見積りの3つの目的を忘れずに! 依頼は3社を目安に
相見積りを取る目的は、単純に金額の比較をするためだけではありません。リフォーム相見積りを取る大きな目的は3つです。相見積りをシッカリ検討するためには時間と手間が掛かりますので、依頼は3社程度を目安にするといいでしょう。- 相見積りを通して、信頼できる業者を見極める
- 自分の求めるグレードやサービスに合ったリフォーム業者を選ぶ
- そのリフォーム工事の総額の相場を知る
大切な事は相見積りを通し、信頼できる、そして自分の価値観に合った業者を選んでいくことです。あなたの性格や価値観に合ったリフォーム業者を探す、リフォーム業者相性診断テストを作りましたので試してみて下さい。
■3分でわかる! リフォーム業者相性診断
また下記には、リフォーム会社選びでよくある失敗を5つのパターンに分けて詳しくご紹介していますのでご覧下さい。
■リフォーム会社選びで失敗5連発
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