リフォームはぎりぎりの計画では間に合わない
春休みや夏休み中に工事を終わらせたいと思ったのに、想像以上に時間が掛かって間に合わなかったというケースも。
こんなケースを耳にすることも多いのがリフォームです。リフォームは新築より手間が掛かる工事が多いだけでなく、打ち合わせ、予算の問題、工事終了後など意外なところで時間が必要になることが多いのです。
希望の時期に満足のいくリフォーム工事をするためには、まずは業者選びからです。また依頼する前段階からやっておくべきこともあります。これらがステップ1とステップ2です。しっかりスケジュールを立てて進めましょう。
ステップ1
リフォーム業者選び!相見積りを取るのに時間と手間が掛かる
見積もりを依頼するためには、業者に実際の家の様子を見てもらい、じっくり話し合う必要がある。
【見積りを出してもらう流れ】
- 業者に現場を見てもらい、採寸や調査をしてもらう
- 家への不満や今後の希望、現在の生活スタイルについて業者と話し合う
- 業者からリフォームプランや見積もりの提案をしてもらう
- リフォームプランと金額をじっくり検討する
相見積りとはただ金額を比べるためのものではなく、相見積りという作業を通して信頼できる業者を見極め、自分に必要なグレードとサービスを確認するためのものです。3社で相見積りを行うためには、上記の流れを3回繰り返した後、更に各社の比較検討を行うことになります。
この見積り出しの流れを、相見積りを依頼した業者全てと行うためには、スケジュールを合わせるだけでも時間が掛かります。見積もり・プランが出てくるまでの期間の目安は小工事なら1週間程度、大工事は数週間掛かるケースもありますので、日程の確認をしておきましょう。
ステップ2
リフォーム業者に依頼する前に!家族でしっかり話し合いをしておく
意見の不一致があるとプランを決めるのに時間が掛かり、リフォームを計画通りに進めるのが難しくなる。
例えばリフォームではどうしても予算がオーバーしがちです。そうなった場合どこを優先してリフォームするのか、夫婦の意見がまとまっていないと、そこから先に進めなくなります。
家族内で意見の不一致があると、プランを決めるのにも時間が掛かり、計画通りに工事を進めるのが難しくなってしまうのです。
そこでリフォーム業者に依頼する前に!家族でしっかり話し合いをして意見をまとめておきましょう。事前に家族で話し合っておくべき項目はたくさんあります。まずはリフォームの優先順位、そして家への不満や今後の希望、現在の生活スタイルなどをまとめておきましょう。
ステップ3
もっと時間を掛けて選べばよかった!仕様決めには時間を取る
サンプルと実物ではイメージがかなり変わる。実物で確認する時間の余裕をもって。
例えば壁紙や床材の色決め、家具のタナの数や奥行き、高さの確認をしたり、設備建材類はショールームで実物の最終確認を行うことも大切です。
契約が終わると、すぐに工事を始めて欲しい!と思ってしまいがちですが、ここでたっぷり時間を掛けておくのが満足するリフォームをするためのコツです。ある程度の規模のリフォームであれば、1ヶ月ほどの期間をみて計画しておきましょう。
次のページはリフォーム工事に時間が掛かるワケ、工事完成後に必要な時間についてです。