畳縁はインテリアの主役、裏返しでも楽しめる
<和室プチリフォーム>
畳の裏返しでも楽しめるのが、縁のイメージチェンジです。フチ無しでもよし、思い切り華やかな色柄を選ぶもよし、シックに決めるもよし。裏返し、表替え、新畳、どの場合も畳縁は交換になりますので、プチリフォームを楽しみましょう。適当に決めてしまう方も多いのですが、選び方次第で和室のイメージが変わりますので、ぜひこだわってみて下さい。ペイズリーや幾何学模様などモダンデザインに合う畳縁も多い。楽しんで選んで(高田織物株式会社)
素材は丈夫な合成繊維が主流です。シックな和室を演出したいなら無地やペイズリー、ちょっとポップなイメージにしたいなら幾何学模様や可愛い花柄、クラシカルな雰囲気を出したいなら昔ながらの亀甲柄など、たくさんの種類があります。
上手に選ぶコツは、洋室とは違う色の組み合わせを考えてみることです。朱色や墨色、藍や紫など、洋室ではなかなか使えないような和の色をどんどん取り入れてみて下さい。和室の壁、襖、畳縁を、和服の着物、帯、半襟の色柄に見立てて色選びをするとセンス良く決まります。
畳床から新しくして新畳にするなら、床暖房、掘りごたつも
<和室プチリフォーム>
畳床から全て新しくして新畳に入れ替えるなら、半畳や変形畳を使うなど、畳の形を変えることもできます。半畳とは1畳の半分の大きさで正方形をしていて、縁無しで使うとモダンなイメージになり、また部屋を広く見せる効果もあります。もともと畳は部屋の寸法を測り、サイズを合わせて製作するものですから、形は自由自在です。例えば下記のデザイン畳は、縦横比とカラーを変えただけで、とてもおしゃれな印象になっています。
畳は部屋のサイズにあわせて作成するものだから、形は自由自在。縦横比を変えるだけでも新鮮な印象に(デザイン畳+北欧家具のコラボ、和モダンリフォームより)
新畳に交換する時は、床暖房や掘りごたつ、床下収納を取り付けるチャンスでもあります。畳の床暖房は、上でごろ寝をするのに最適で、とても気持ちのいい空間になります。和室の床暖房で使える畳の厚みは、採用するシステムによって変わりますが、普通より薄いタイプが必要ですので、交換の時期を逃さないようにしましょう。
半畳に掘座卓を取り付けたモダンな雰囲気の和室。掘座卓は使わない時は床下に収納できる(パナソニック)
裏返し、表替え、新畳への入れ替え、それぞれのタイミングにひと工夫加えれば、暮らしはもっと楽しくおしゃれになります。ぜひ試してみて下さい。
また平凡な和室を人気の和モダンに変身させる手軽なリフォーム方法は下記にご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
和室につきものの押入れを再活用する方法は下記でご紹介しています。
【関連記事】
Copyright(c)2016 一級建築士事務所 Office Yuu,All rights reserved.