住宅設計・間取り/収納プラン

掃除が好きになる収納をプランする(2ページ目)

家事の中でも嫌われやすいのが掃除。実はその原因が収納!間取りが悪いと、掃除は滞ります。収納場所のことを真剣に考えてみませんか?

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

ゾーニングと動線で収納をプランする

住まいでは様々な生活行為が展開されるので、行為を目的別に整理することが必要です。そして、食べる、寝る、入浴するなど生活行為をゾーン(領域)に分類して、それに対応するスペースを間取りの中に配置していきます。それがゾーニングという方法です。このゾーニング作業を進めるときに、同時に収納場所は何処が良いのかを検討していきます。

まずは罫線のない白紙を用意しましょう。その紙を使って、陣取りゲームのように各ゾーンの位置と、大まかな広さを配分していきます。ゾーンのイメージとしては、部屋の名称に対応していると分かりやすいでしょう。
ゾーニングで間取り
青い部分が掃除収納ゾーン。他の家事と同時進行することも想定。
そしてゾーン同士のつながりを見ながら、部屋への移動や家事作業をするときの人の動きを想像してください。その人の動きを線でつなげたものが動線です。家事作業については、その動線が長くて複雑なほど重労働。家事の中でも掃除というのは、移動する動線の長い作業ですから、効率の良い位置に掃除収納をプランします。

住まい全体のゾーニングのなかで掃除収納を考えていくと、リビング収納と兼用する、階段下の空きスペースを使う、廊下に壁面収納を設けるなど、生活スタイルと住宅構造に合った収納場所が見つかります。新築やリフォームで収納をプランするときに、このゾーニング法を活用してみてください。

▼関連リンク
収納のプランニングは適在適所で!【All About 収納プラン】
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