別荘・リゾートマンション/別荘地・リゾートマンション選び

海辺の別荘を買うときのチェックポイント(2ページ目)

海が見える別荘はそれだけで魅力的です。が、実際に使うと塩や風などの害もありそうです。どんなところに注意すれば長く快適に利用できるのか考えてみましょう。

平野 ゆかり

執筆者:平野 ゆかり

別荘・リゾートマンションガイド

海辺の湿気対策は?

海辺の写真1
マリンスポーツを楽しむ海辺のリゾート地では塩害や湿気対策が重要だ
海辺のエリアは、湿気も多くなります。湘南に住むMさんは、「夕方、海に霧が出ることが多いので湿気も強いし、洗濯物などは乾きにくい」と言います。また「1週間旅行に行くときなど、窓を閉めたままにして出るとカビがはえます」とのこと。カビ対策として、エアコンのドライをつけていくそうです。電気代より快適な室内環境優先なのです。


一方、石垣島のTさんは「畳があるのは寝るところだけ。あとの床は全部タイルです」。やはり石垣島も1週間くらい閉めきって出かけるとカビがはえるので、その対策でタイル床にしているのだとか。タイルだと水で洗えるので、掃除がとてもラクなのだそうです。風通しのよい間取りはもちろん、留守の間の対策も考えなければなりません。

南の島は台風が多い

首都圏の海辺のリゾートは、台風を心配する必要はありませんが、南の島はどうでしょう? 石垣島や沖縄だと風速60mくらいの大型台風がやってくることもあります。
「風速40mくらいの台風なら、しょっちゅう来るので慣れました。それほど心配はないですよ。60mくらい吹くと、年に1回くらい停電になることもあります。冷蔵庫や冷凍庫が使えないのがきびしいね!」とTさん。

台風のときの状態などは、地元の人に聞いてみるのが一番です。海沿いは地盤が弱く土砂崩れがおこりやすいところもあります。こういったことも地元の人に聞いてみましょう。

青く雄大な海がいつも目の前にある生活は、とても素敵です。でも海はいつも穏やかではなく、荒れるときもあります。また海に近いと、普段から風に砂が混じることが多く、お掃除は欠かせません。日差しが強いので、ウッドデッキや外壁は表面がパラパラ剥がれてきますから、塗り替える必要があります。

海の家は、通常の住宅地に建つ建物より傷みが早いので、こまめに手入れをしながらリゾートライフを楽しみましょう。
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