別荘暮らしのアイテムとして人気のある暖炉や薪ストーブ。先日2月11日、代官山にあるビッグフットの総合展示場の中で、薪ストーブの講習会が開催されました。そこで私も参加、暖炉や薪ストーブ、サウナなどの販売・施工会社である(株)メトスの岩崎さんにいろいろ話を伺いました。

どんなふうに薪ストーブを選べばいい?

薪ストーブ
暖房に向く鋳物製の薪ストーブ。写真はベルギー製ドブレ760CB


薪ストーブには種類があります。「素材によって2つに分けられます」と岩崎さん。薪ストーブには大きく、鋳物製と鉄板製があるのです。鋳物製は、暖まりにくく冷めにくいという特徴があり、鉄製には暖まりやすく冷めやすいという、それぞれ違った特徴があります。鋳物は構造的に軽石のような気泡が無数にあり、その気泡があることで断熱効果が高いとのこと。冬の暖房として長い時間ストーブを焚くのなら、鋳物製が効率的。また、クリスマスパーティーなど集まりの時にイベント的に使うのなら、鉄板製がお勧めです。鉄板製の薪ストーブは、ガラスなどを用いてデザイン的にもおしゃれなものが多いそうです。

やきいも
料理もすることができる一石二鳥の薪ストーブ
料理などに使いたいという場合なら、天板部分で煮込みができる鋳物製や、オーブン付きのものが便利とのこと。「自分たちがどんなスタイルで暮らしたいか、それに合わせて鋳物?鉄板の素材やデザインから選ぶとよいでしょう」と岩崎さん。

機能面でも2種類あります。最近の薪ストーブは、熱効率が良くて当たり前。とても性能は良いのですが、燃焼の仕方で2つに分けられます。「もくもくと出る煙には、その中にまだ燃える成分が残っているんです。その煙の中の成分をもう一度燃やし、きれいな煙だけを出す仕組みのストーブが主流です」

触媒を使って、煙成分を燃やすタイプと、触媒を使わずに空気の流れによって二次燃焼させるタイプと2つあるのですが、ストーブ自体が長持ちするのは、空気の流れによって燃焼させるタイプだそうです。

「またストーブは、部屋の大きさにあわせて選びましょう」と岩崎さんは言います。暖房能力はそれほど数字的にきっちり出るものではないそうですが、ある程度の目安があります。
「ストーブは、最初に火をおこすときは、燃えやすいものをかなりたくさん燃やさないと早く暖まりません。でもストーブが部屋の広さに対して威力がありすぎると、今度は熱くなりすぎるのです。薪ストーブに限っては、大は小を兼ねません。大きすぎず、小さすぎず、ほどよいサイズを選びましょう」とのこと。薪ストーブのパワーについては、プロのアドバイスを受けたほうがいいでしょう。

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