大人が楽しむ避暑地
まっすぐに伸びたカラマツの並木道。夏には涼しい木陰を落とす |
旧軽井沢、新軽井沢、南軽井沢、中軽井沢、そして追分。旧軽井沢銀座や軽井沢プリンス・ショッピングプラザなどおしゃれな買い物もでき、さらにグルメをうならせるこだわりのレストランも数多く点在。別荘族御用達のスーパー・つるや、さらに星野温泉、千ヶ滝温泉、塩壺温泉……。豊かな自然のなかで、都会並みに不都合なく過ごせます。
とはいっても、それは大人の考えるところであり、子どもにとってはまた別のようです。この間、両親が軽井沢に別荘を持っている40代の方にお会いしました。
その方が言うには、「毎年のように軽井沢に行っていたけど、子どもにとっては退屈なところ。遊ぶところなんてないから」とのこと。「そのなかで唯一、遊べたのが千ヶ滝のスケート場でした」と話します。大人は自然のなかでのんびり過ごすこと、それが大きな魅力に思えますが、子どもにとっては、友達がいるほうが楽しいのでしょう。
そういえば、軽井沢でアクティブに動きまわる雰囲気はピンときません。大人が寛ぐ場所なのかもしれません。
いろいろなリゾートエリアがありますが、軽井沢ほど多くの人に愛され続けている町はほかにないかもしれません。自然や景観を守るうえで、軽井沢町ほど厳しい制限を設けているところもないでしょう。
「軽井沢は価格が高い」、でもそれだからこそ軽井沢に憧れる人も多いわけです。こういった歴史もかけがえのない価値であり、根強い人気は、資産性として考えるうえでも大切でしょう。