別荘・リゾートマンション/高原エリアの別荘・リゾートマンション

コンサートと緑に酔う八ヶ岳リゾート前編(2ページ目)

大規模な別荘地になると、敷地の中にいろいろな施設が用意されています。今回は、「高原にいらっしゃい」の舞台にもなったすばらしい音楽堂のある別荘地・八ヶ岳高原海の口自然郷を訪ねました。

平野 ゆかり

執筆者:平野 ゆかり

別荘・リゾートマンションガイド

八ヶ岳高原ヒュッテや美鈴池など散歩したくなる風景

先ほどまで青空が見えていたのに、変わりやすい山のお天気。ちょうど現地の管理事務所についたところで夕立になりました。本当なら入り口からこの事務所へのアプローチを車で走れば、正面にくっきり八ヶ岳が見えるはずだったのです。が、タイミングが悪く八ヶ岳は雲の中。でも、アプローチの両側には大きく育ったカラマツの森が広がり、緑のトンネルのよう。まさに「高原にいらっしゃい」という雰囲気です。
元徳川侯爵の建物をそのまま移築した八ヶ岳高原ヒュッテ。夏の間はレストランや売店が営業している
30分も経つと雨は小止みに。さっそく別荘地の中を訪ねてみました。まず最初に行ったのが、この別荘地のシンボルにもなっている八ヶ岳高原ヒュッテ。白壁とティンバーフレームのコントラストが美しい重厚な佇まい。この建物は、元侯爵徳川義親氏の邸宅を移築したものです。しかもラッキーなのは、ゴールデンウィークと夏期には中に入ることができ、レストランやティールームも営業しているのです。

また2階では、ギャラリーも開催中。わたしが訪ねた時は、洋服やタペストリー、クラフトなど、3ヵ所のギャラリーを見ることができました。もちろん購入もできるのです。なかにはこの別荘地のオーナーさんもいらっしゃいますから、別荘暮らしや八ヶ岳の気候など生で聞くこともできると思います。
※八ヶ岳高原ヒュッテは、ゴールデンウィークと夏季期間のみ営業です。

ヒュッテの2階ではギャラリーが開催中。写真は色彩の美しいタペストリーの展示コーナー



この建物、階段の手すりや屋根、建具など細部まで昔のまま。階段手すりには木彫りの熊が飾られており、なぜ?と思いましたら、徳川義親氏が当時北海道の人々にこの木彫りを伝授して、今に至っているとか。長い歴史を感じさせます。
ヒュッテの売店では、青い鳥のチョコレートも有名。年頃の方がいらっしゃったら、プレゼントされると喜ばれるはず。
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