例えば、スラブ厚150mmでフローリング仕上げの場合はL‐65程度で、物を落とすとよく聞こえ、気になりますが、これがスラブ厚200mmで厚手のカーペット仕上げになると、L-40程度にまで上がり、軽量衝撃音はほとんど聞こえず、重量衝撃音は遠くのほうから聞こえるような感じにまで防音効果があがります。

さらに、音のもうひとつの種類、空気伝送音には、外の音が窓を通って伝わってくるものと隣との戸座階壁を通して伝わるものがあります。隣からの音に関係するのは、壁の厚さとその仕上げ方。やはり、壁の厚さが厚いほど音は伝わりにくくなります。だいたい150mm前後あるようですが、ちょっとグレードがいいものだと200mm近くあるようです。
外からの音に対しては、窓ガラスの遮音性が重要。防音サッシや二重サッシのほうが普通のサッシより遮音性が高くなります。

…このように、分譲マンションの場合は、構造上、どのような防音効果がなされているのかをチェックすることができます。新築の場合は、販売用に作られたパンフレットなどに記入されていますし、中古の場合でも、不動産会社の担当者に聞けばたいてい分かります。
しかし、残念ながら賃貸住宅の場合は、まだまだ「スラブ厚」や「遮音等級」などを不動産会社の担当者や大家さんに聞いても、分からないことが多く、なかなか調べることができません。

今後、賃貸住宅も遮音性の高い住宅が登場し、分譲マンションのように遮音レベルが明確になっていくことを願うものです。
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