ペット可物件をネット上で探しても「単にペットを飼っても良い」マンションがほとんど。本当にペット思いの賃貸マンションはないものか?と探してみたところ、ありましたよ!「ADHOC」が企画した賃貸物件。さて、どんなマンションなのでしょうか?取材してみました。
違いその1
ペットの気持ちを考えた配慮
共用部分に設置されたフットシャワー
普通はこの写真を見ると右のシャワーで足を洗ってやるのかと思いますよね?でも、違うんです。ADHOC ペットノウハウ事業部山本さんの説明を聞いて思わず唸りました。
「シャワーは普通使わないんです。犬は上から水をかけると嫌がります。散歩に行った後、犬ってのどが渇いて水を飲みたがるでしょう。だからこのボール(写真左)に水を貯めてあげると犬は喜んで水を飲む。水の蛇口をひねると足元にも小川のように水が流れるんですよ。」犬が水を飲んでる間に足が自然に洗われるなんて、ちょっと感動モノの配慮ですよね。
違いその2
ペットの特性を考えた配慮
フットシャワーとともに共用部に設置された「ウンチだすと」
「犬の糞は、乾燥するととても硬くなる性質があります。ですから特別に糞を水洗処理ができるダストを設置してます」(山本さん) これなら散歩後のペットの排泄物を簡単に流せる!ペット好きには嬉しいグッズです。しかも、この「うんちダスト」は周囲に住んでいる人も利用可。街から糞公害が消えて表彰されたケースもあるとのお話。画期的ですね!
その他の違いモロモロ
室内にもペットと快適に暮らすグッズが揃ってました!
例えば玄関ドア内側に犬の飛び出し防止とひっかき傷防止効果のある「ドッグフェンス付玄関ドア」の設置。犬やネコが感電しないように配慮した「ハイポジションコンセント」。ペットの匂いを分解してペット臭のしみつきを防ぐ「オゾン脱臭器」等々。ペットと暮らすには大変嬉しい仕掛けが随所に見られ、入居するペットオーナーもペットも(?)満足度はかなり高いようです。
三井ホーム等大手ハウスメーカーとの提携も決まり、今後は全国でこのペット同居型賃貸マンションが完成する予定。(2002年春は10棟前後完成見込み)
ADHOCのホームページで最新物件がチェックできますのでペット好きは要チェックですね。
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