どうせ借りるなら、家賃は安く抑えたいもの。でも、賃貸住宅の質は落としたくな~い!という方、「特定優良賃貸住宅」というものをご存知ですか?

これは、平成5年に国によって定められた「特定優良賃貸住宅供給促進制度」を自治体が活用してできた賃貸住宅のこと。縮めて「特優賃(トクユウチン)」と呼ばれています。
「でも、自治体が何かしてくれるのって、低所得者だけじゃないの?」と思った方、実はこの制度の対象は、「中堅所得者」なのです。
さて、この制度について順にお話しましょう。

● どんな住宅なの?
特優賃制度が受けられる物件は、周辺環境の充実度など各自治体の厳しい審査をパスした優良物件のみ。
例えば東京都の場合、部屋の床面積は55平方メートル以上125平方メートル未満と決められています。それ以外に、立地、日当たり、バリアフリーにする、居室は2部屋以上(ワンルームや1Kではダメ)などの条件をクリアした物件しか、この制度は受けられないのです。
それほど質がよければ、家賃は当然高いような気がするのですが…?

● どうして家賃が安いの?
特優賃制度を利用して住宅を建てると、大家さんにはメリットがあります。自治体から建築費の補助や公庫融資分の利子を一部負担してもらえるため、家賃を設定するとき高額化しないようにすることができます。
また、建物の周辺相場から算出した契約家賃と実際に入居者が負担する額の間にある差額を国や自治体が補助してくれるため、入居者の家賃は安くて済むのです。
でも、この家賃補助は最長で20年と決められており、家賃は毎年5%前後アップし、契約家賃に達したところで補助はなくなりますので、ご注意を!