ガイド加藤の体験レポート・海外編 上海の賃貸事情(2)(2ページ目)

日本人に暮らしやすい充実した周辺設備

コンビニ「SAKURA」（左）と日本料理レストラン「櫻花」（右）。コンビニでは日本製品が手に入り、レストランでは和食が食べられる。日本の食に困ることはない

建物内設備も充実していました。コンビニエンスストアでは、醤油や味噌などの日本製品もありました。また、レストランでは和食が堪能でき、週末には家族で和食を食べる、といった生活も可能です。

子供にとっても設備は充実。広いキッズルームや日本語幼稚園など、友達づくりにも最適な環境になっているのだと実感しました。

設備の充実はまだまだあります。「東櫻花苑」には日本風庭園の中にパター練習場や、館内に20m温水プール、トレーニングジム、ゴルフレンジ、テニスコート、サウナ付大浴場などさまざまな施設を会員制のスポーツクラブとして運営しています。仕事の疲れを取り、リフレッシュできる施設が整っています。こんな快適なマンションなら、いつでも暮らしてみたいですね。

マンション内のさまざまな施設は会員制。休日に、アフターファイブにと利用価値が高そうです。（左）トレーニングルーム（中）リラクゼーションスペース（右）温水プール

言葉の問題も心配なし

普通の賃貸でいえば、「管理人室」なのでしょうが、ここはまるでホテルのようなフロントでした

海外での生活で、言葉の問題はかなり大きなウエイトを占めます。でも、「東櫻花苑」には日本語、英語、中国語が話せるスタッフがそろっており、細かなサービスを行ってくれます。そのほか、日本人学校やショッピング街などの周辺施設へのシャトルバスサービスもあり、とても便利。フロントでは、両替や伝言の受付などもしてもらえ、まるでホテルに滞在しているほどのサービスが受けられます。

気になる賃料は？

間取りはかなりゆったりタイプのものが多く、1LDKで約80平米前後、2LDKで約100～180平米、3LDKになると約130～220平米もあります。さて、これだけ広い専有面積で、これだけ設備が充実した物件で、しかも各戸にエアコン、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、応接セット、ベッド、食器棚などの家電・家具付きなら、さぞや賃料が高いのでは？と思いませんか？

ところが、この「東櫻花苑」は、80平米前後で20～25万円程度、150平米のものは50万円程度とのこと。おおざっぱにみて、上海の日本人駐在員用の賃料は、東京の同等レベルの賃料に比べ、1/2～1/3程度の印象でした。
う～ん、これなら上海に駐在した折には、住んでみたいかも！（そんな機会はないけど）
上海駐在予定のある方にはぜひお勧めです！

＜関連サイト＞
「東櫻花苑」
近代都市・上海の賃貸事情(1)