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ガイド加藤の体験レポート・海外編 上海の賃貸事情(2)

今回は、前回の続き「上海取材レポート」です。取材した「東櫻花苑」は、日本人駐在員向けとはいえ、上海で快適に暮らせる配慮が隅々までなされた、すばらしい物件でした。今回は物件をどんと紹介しましょう!

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

先日、私が取材した上海の賃貸物件「東櫻花苑」を、紹介しましょう!上海までの道のりの話はこちらをご覧ください。

和のテイストを感じる室内

和室
見学した和室は6畳のタイプ。和室があるとホッとしてしまうのは、やはり日本人の特性か?
地上28階建て、総戸数462戸の「東櫻花苑」を設計した松下電工は、日本から海外へ赴任する人たちのことをよく考えてこのマンションを作っています。たとえば間取り。「せっかく海外赴任したのだから、その土地の暮らしをしたい」と思われる方もいますが、やはり住み慣れた「和式スタイル」の間取りのほうが落ち着くという方も多いため、2LDK以上のタイプの間取りには和室を設置。

 


和室
広々としたリビングは家族の団欒の憩いの場。今日1日のできごとをゆっくり話す時間が持てそうですね

広々としたリビングは来客にも十分対応できる広さ。さらに、嬉しいのは浴室。浴槽はゆったりと肩までつかれる深さがあり、24時間セントラル給湯でいつでも使えます。トイレも温水洗浄便座付洋式便器で、とても清潔です。また、水回りには松下電工の設備を取り入れているため、日本人にとても使いやすいものになっていました。


飲料水・ガスの安全性

キッチン
システムキッチンは日本人にも使いやすい設計。ガスを使わない、電気のコンロには安全性への配慮がなされています
上海では水道水は、飲まないように旅行会社から言われました。海外では水には気を使います。この「東櫻花苑」では、上海市の水道水をマンション内の再浄化・滅菌設備で処理したきれいな水を各住戸に供給しており、飲料水としてだけではなく、お風呂の湯としても利用することができるようになっていました。水の不安から解消されるのは海外生活では重要です。もうひとつ、上海地区では実はガスによる事故が多く、以前から日本人駐在員がガス中毒にかかったり、死亡事故につながることもたびたびありました。中国のガスは臭いがわかりにくく、ガス器具やその取り付け方法も日本のように安定しているわけではないため、ガスの取り扱いには十分気をつけなければなりません。こうしたことを踏まえて、このマンションではガスではなく電化調理器具を採用し、浴室やキッチンへの給湯もガスを使わない設計になっていました。(松下電工だから・・・ということもあるのかも?)
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