どうやって探せばいい?
高齢者に対応した賃貸住宅を探すには、「高齢者円滑入居賃貸住宅」を検索してみるのが、まずはおすすめ。
これは、高齢者の入居を拒まない住宅のことで、賃貸住宅の貸主が都道府県知事または各都道府県の指定登録機関に申出て登録されます。その際、登録が認められる住宅の条件には、高齢者対応の賃貸住宅になっている(段差がないとか、浴室、トイレ、階段に手すりがあるなど)ことが求められます。一般の賃貸住宅で、高齢者にも対応できるものもありますし、中には高齢者専用の賃貸住宅も登録されています。
これらの住宅の検索は、(財)高齢者住宅財団のホームページの指定登録機関一覧または、全国の登録一覧より検索できます。
入居に際し、不安がある場合には?
高齢者の暮らしにとって、毎月一定の家賃を払うことに不安を覚える人も少なくありません。そこで、その不安を解消するための制度が、「高齢者家賃債務保証」。
前述の「高齢者円滑入居賃貸住宅」に登録された賃貸住宅に入居する、満60歳以上の高齢者に対し、家賃の6ヵ月分に相当する金額を限度に保証するというもの。保証料は、2年間で月額賃料の35%を一括支払いすること。
こういった金銭的な支援は、高齢者にとって心強いものになります。
そのほかにも支援サービスあり
また、高齢者になるとライフスタイルも随分変わってきます。都心から静かでのんびりした田舎に引越したい、また田舎から便利な都心に引越したい、子供のそばに移りたい、病気でも暮らしやすい住まいに変わりたい、などさまざまな要因から住み替えを希望することも少なくありません。
こんな状況のとき、住み替えを支援する制度があるのです。(→詳しくは、「日本賃貸住宅管理協会」が運営する「住替え支援制度」をごらんください。)
高齢者だから賃貸には住めないとあきらめていた方、また年老いた両親の住まいをどうしようかと悩んでいた方は、参考にされてはいかがでしょうか。
【関連サイト】
・(財)高齢者住宅財団
・日本賃貸住宅管理協会