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これからのトレンドは、フリーレント物件!(2ページ目)

数年前から登場してきている賃貸の「フリーレント」。とはいえ、この言葉はそれほど浸透してはいないようですね。最近、また増えつつあるフリーレントに注目してみましょう。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

どんな物件がフリーレントになる?


具体的には、港区や品川区、世田谷区などの都心物件で、賃料が15万円以上のものの割合が多いよう。フリーレント期間は、1ヵ月が一般的。なぜ都心にフリーレントが多いのかというと、外資系のファンドやREITが都心の居住用物件を積極的に購入し、それを賃貸に出しているために、都心のハイグレードな賃貸居住用物件が供給過剰になっていることが影響しているからです。

※REITとは・・・
Real Estate Investment Trust の略で、不動産投資信託のこと。大雑把に言うと、REIT運営会社が、投資家から集めた数百億、なかには数千億のお金を不動産で運用して、投資家に賃料を配当として戻すもの。

賃料を下げるのと、どう違う?


大家さんとしては、一定の収入が得られることが大切です。ならば、フリーレントにしなくても単純に賃料を下げたり、礼金・敷金をなしにすればいいのでは?と思うかもしれません。
でも、賃貸では「隣の部屋との家賃が違う!」というトラブルが起こることがよくあります。ですから、できるだけ賃料は下げたくありません。また、礼金はなしにすることもありますが、敷金は退去するときの原状回復や、入居中のトラブルに対応するための預かり金という意味もあるため、なくすことはなかなかできません。そうなると、フリーレントという制度は理にかなったものだといえるのです。

フリーレントとなれば、通常かかる初期費用のうち、前家賃が要りませんから、助かります。「3ヵ月、フリーレント!」という物件が見つかれば、仲介手数料1ヵ月と礼金2ヵ月分がなしになるのと同じことですから、一般的に「最初にかかる費用は家賃の6ヵ月分」と言われるものも半額で済み、引越しもしやすくなるというわけです。

フリーレントばかり借りれば、賃料なしで住めるの?


3ヵ月フリーレントの物件に3ヵ月住んだあと、またフリーレント物件に引越し・・・を繰り返していれば、ずっと家賃なしで暮らしていける・・・なんてうまい話はさすがにありません!

フリーレント物件を借りる場合は、契約書に1年以内に解約したらそれなりのペナルティがあることが盛り込まれています。通常、2年とか一定期間入居しないとフリーレント期間分の賃料を請求されるのが一般的です。

では、フリーレント物件はお得?


簡単に言えば、1~2年程度住むだけだと分かっているなら、フリーレントはお得。でも、長期間すむつもりなら、フリーレントしてもらうより、賃料を下げてもらったほうがお得でしょう。

通常、賃貸の契約期間は2年。フリーレントで賃料1ヵ月無料になった場合、1÷24ヵ月=約4%の賃料ダウン効果と同じになります。10万円の賃料なら、4000円値下げして9万6000円の家賃にしてもらえば、1ヵ月フリーレントと同じになります。
ただし、賃料を下げてもらうと、初期費用の礼金・敷金・仲介手数料も下がります(なぜなら、賃料の○ヵ月分だから)。ですから、周辺の賃料相場と比較し、さらに居住年数・初期費用などを考えて損得を計算するのが、賢い消費者と言えるでしょう。



首都圏を中心に増えているとはいえ、フリーレント物件を見つけるためには、豆に情報収集することが必要です。インターネットの情報には載らないこともありますから、不動産会社に直接コンタクトを取ることをオススメします。
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