簡単にできる「梅雨対策」
今年こそ、カビを生やさない暮らしを心がけてみましょう。
換気は簡単にできるカビ対策のひとつ。こまめに窓を開けるように! |
◎換気が一番のキーポイント
カビは高湿度を好みます。そこで、室内の湿度を下げるのが最も手早い方法。最近の建物は、サッシの機能が向上しているため、窓を閉めていると空気の通り道がありません。雨があまり降らない日には、窓を開けて換気をしましょう。日中、部屋にいない人は特に注意してください。高湿度に加えて、高温になるとさらにカビが好む条件をそろえてしまいますから、夜部屋に帰ったら窓を開ける、換気扇を回しておく、小窓を少し開けておく(もちろん、防犯には注意!)など、湿度調節をすること。
◎扇風機やエアコンを上手に使う
換気に役立つのは、扇風機。窓を開けて、扇風機をしばらく回しておくと、空気を循環させることができます。少し上向き加減でまわすのがポイント。また、押入れやシンク下、タンスなどの中にもカビは発生しますので、戸を開けて扇風機を回しましょう。
また、エアコンの除湿機能を使うのも手。ただし、エアコンを稼動させる前に掃除をしておくこと。エアコンのフィルターにもカビは生えます。そのままエアコンを動かすと、カビを部屋中に撒き散らすことになってしまいます。
◎家具・家電は壁から5センチ離して置く
壁にぴったりくっつけて家具や家電を置くと、その裏側にはカビが生えやすくなります。5センチほど離して置くと、裏側にも風が通りやすくなるので、カビが生えにくくなります。
◎過剰な観葉植物を室内に置かない
観葉植物は呼吸する。室内にたくさん置くと空気は清浄してくれるが、その分湿度は高くなる。何事も程々に |
グリーンが室内にあるのは心を落ち着かせてくれますし、空気も清浄化してくれるのでいいことも多いのですが、実はカビが生えやすくなる原因にもなってしまいます。植物をたくさん置いていると、それだけで湿度が上がってしまうのです。大きな観葉植物はベランダなどで鑑賞するようにしましょう。
◎基本は予防すること
カビが発生してから掃除をするのではなく、「発生しないように掃除をする」ことを心がけて。掃除は面倒だし、時間もないからあまりやらない・・・という人も、この時期は掃除機をかけたり、拭き掃除をするなど、ちょっと手をかけるとカビに悩まされなくなります。
くれぐれもカビが生えているのに放っておくことのないように!