部屋を決める前にチェックするポイントと、入居してからの防音対策を紹介しました。でも、すでに騒音に悩んでいる方もたくさんいます。そして、トラブルに悩んでいる方は自分の家なのに落ち着かず、ストレスがたまり、家に帰るのさえイヤになってしまう…。どんなに注意して入居する前のチェックや入居後の対策をとっても、時として起こってしまうトラブル。実際、トラブルになったら、どう対応したらいいのでしょうか?
第1の手段:管理会社に相談
不動産会社や管理会社、大家さんなどにひとこと相談を。ただし、実際の様子を判断するのには時間がかかることも |
まず最初に不動産会社または管理会社に相談すること。大家さんが近くにいるなら、大家さんに相談してみるのも○。ただし、不動産会社も大家さんもすぐに何かをしてくれるとは限りません。何らかの対応をしてくれるのに時間がかかる場合もありますので、過度な期待をしすぎないほうがいいでしょう(大家さんも不動産会社も被害者の言い分だけをすべて信頼するのではなく、実際の状況を判断する時間が必要だから)。
対応の早い不動産会社や大家さんなら、騒音の注意書きを各住戸にポスティングしたり、「深夜の大きな音は困ります」などの張り紙を共用部分に貼るなどしてくれることもあります。
第2の手段:直接伝えてみる
第1の手段のように、間接的に苦情を伝える方法は被害者にも加害者にも負担が少ないですが、誰が加害者なのかがはっきりしないため、騒音トラブルが劇的に解消されることは少ないのがデメリット。また、不動産会社や大家さんとしても、住人同士の個人的なトラブルにあまり関与することはできない、と考えているケースもあります。
となると、直接トラブル内容を伝えるしかありません。この方法が効果を発するのは顔見知りの相手のとき。もちろん、苦情を言うのではなく、お願いするというスタンスで接してみましょう。まったく知らない相手の場合には、ちょっと勇気が必要かもしれません。偶然、玄関先で出がけに一緒になったときなどに、あいさつをしてからそっとお願いしてみるのがベター。
>>>それでもダメなら、最終手段は…?