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一戸建て賃貸で、のびのび子育て!

一般財団法人の移住・住みかえ支援機構(JTI)が、シニア世代のマイホームを借り上げしてくれる制度を始めました。これにより、私たちにも一戸建てに住めるチャンスが広がるかも!?

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

現役時代は仕事を優先し、住まいも通勤の利便性を考えて選んだけれど、退職したら今とは別の暮らしがしてみたい・・・そう考えてはいませんか?また、UターンやIターンなど故郷へ戻ってのんびりしたい、田舎暮らしを楽しんでみたい・・・。そんな人たちを支援するような制度があります。

JTIって何?


家
シニアライフを今の暮らしとは変えたいとき、自宅の行方に困るなら・・・
仕事も子育ても一段落し、そろそろ自分たちの暮らしのことを考えたセカンドライフを送りたい、と思うとき、持家の場合はその自宅をどうするのかを考えなければなりません。自宅を売却してその資金を元手に新しい住まいを用意するケースも多いのですが、毎日の生活資金に余裕があれば、将来子供が結婚したときに住めるように残しておきたい、一時的には自宅を離れて田舎暮らしをしてみたいが、しばらくしたらもう一度戻ってきたい、逆に、一度は便利な都会に住んでみたい、など様々な理由で自宅を手放さずにいたいこともあります。
そんなケースを応援してくれるのが、財社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)なのです。


JTIとは、住みかえを希望している50歳以上のマイホームを終身で借り上げ、賃料を保証してくれる非営利の法人。平成18年4月に設立され、国の基金によるサポートを得て安定した賃料収入を保証するもの。自宅を売却することなく住みかえができるだけでなく、この制度を利用した場合には、その自宅を借りる人がいる・いないに関わらず、JTIを通じて賃料収入を得ることができるのが魅力なのです。

借り主のメリットは?


家族
活発な子供たちを育てるなら、広い一戸建てがいい!
借り上げた住宅の転貸先にと考えているのは、主に子育て期にある家族。狭いアパート暮らしではなく、広いゆとりのある住まいで子育てをすることができるため、メリットは大。賃料は、JTIが周辺の賃貸市場動向や、建物の状況などから判断しますが、相場より概ね10~15%は安くなり、さらに礼金も敷金も必要ないのです(仲介手数料は1ヵ月分かかる)。
契約期間は3年間。それ以上住みたい場合には、再契約となりますが、貸主の都合で再契約できない場合もあります。さらに、連帯保証人も不要で契約が可能。ただし、その場合には月額賃料の約30%が契約時に必要です。


こういった一般的なメリットに加え、このシステムでは「Do It Yourself」型の賃貸住宅としているのが特徴。住宅の躯体や構造に影響を与えない範囲であれば、畳や建具、壁紙、キッチンなど自分好みにリフォームすることができるのです。通常の賃貸では、このように手を加えることはほぼ不可能なだけに、魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。

また、JTIが借り上げる対象としている住宅は、一定の安全性が確保された物件であるため、安心できます。耐震性についても、耐震診断を実施して必要に応じて改修・補強されたものなので、良質な賃貸住宅が借りられるようになっています。

>>>貸し主のメリットは?
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