あせったり、慌てたりしないために
そろそろ出産予定日という時期は、妊婦さんはもちろん、パートナーである夫もそわそわと落ち着かないかもしれません。でも、あせったり、急な事態に慌てたりしなくて済むように、二人で準備をしておきましょう。入院用の荷物は、産院の指示通りに妻が用意していると思いますが、パパになる夫に準備をしてほしいものもあります。
食料の備蓄をしておこう
出産準備も夫婦二人で
まずは、食料。出産予定日が近づいたら、余分に調理をしておいて、冷凍しておきましょう。妻が入院中の食事はなんとかなるかもしれませんが、赤ちゃんと一緒に退院してきてからの分を用意しておいてください。「床上げまでは3週間」と言われるように、産後の3週間は妻が調理をせずに済むように、食べ物を用意しておくとか、夫が食事の用意をしてほしいですね。
また、出産当日のための食料も必要です。陣痛の合間でも食べたり飲んだりすることはできますし、その方がパワーも出てきます。陣痛が始まって病院を出るときに、飲み物やサンドイッチ、おにぎり、果物、ナッツ類など、すぐに食べやすいものを持参してください。妻が産院に行くときに間に合わなければ、後で差し入れしてあげるといいですね。
産院見学や到着までのシミュレーションを
妊婦健診や両親学級の時に夫も産院を訪れて、その様子は知っているかもしれませんが、夜間は通常の外来と出入口が違うとか、駐車場の利用の仕方とか、細かいことを直前に確認しておくことも大事です。産院へ自家用車で向かう場合は、途中にガソリンスタンドに寄らなくてすむように、車にガソリンを入れておくこと。出産施設へ迷わず行けるように、道を確認しておくとよいでしょう。タクシーを呼ぼうと思っている場合は、その連絡先を書いて玄関などに貼っておきましょう。いずれの場合も、出産の日を想定して一度は自家用車やタクシーで産院に行っておくことをおすすめします。
産院へ向かう車中で予期せぬこと(破水、赤ちゃんが生まれるなど)が起きた場合に備えて、ビニール袋に清潔な古いタオルを何枚か入れておいてください。
書類関係、印鑑を忘れずに
赤ちゃんが生まれたら、出生証明書などの公的な書類を提出する必要があります。それに付随する書類の用意を事前にしておいてください。産まれてからは産院と会社と自宅を行き来することになると思いますが、産院からのさまざまな書類に目を通して確認したり、提出したりする際に印鑑が必要ですので、手元に持っておくといいと思います。
親戚や友人への連絡も
出産予定日が近くなると、親戚や友人なども気にして連絡をくれるかもしれません。自宅の電話の留守電に、新しいメッセージを録音しておくといいですよね。「赤ちゃんはまだ生まれていませんが、生まれたらご連絡します」という内容や、産後用として「ただいま赤ちゃんの世話をしておりますので、電話に出られません」などを用意しておくといいでしょう。
赤ちゃんの誕生を知らせる家族や友人のリストも用意しておくといいです。妻がいちいち対応するのは疲れますし、お知らせするのが遅くなっては心配する方もいらっしゃると思うので、こうした連絡はあなたが取ってくれると妻も気が楽です。
お祝いに駆けつけてくださる方々の応対で産後の妻が疲れないように、訪問の予定をうまくやりくりしてくれるといですね。
赤ちゃんの記念を撮るために
産まれたばかりの赤ちゃんを撮影するために、ビデオやカメラを準備して楽しみにしている方も多いと思います。出産中に撮影する計画をしているなら、照明が暗い中でも撮影可能なモードを設定してください。出産中パートナーの気を散らすフラッシュは使わないようにしましょう。産まれたての赤ちゃんもまだフラッシュのような強い光は苦手ですので、写真を撮るときは気を付けてくださいね。